[BlueSky: 3339] Re:3336 趣味のあり方


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Tue, 22 May 2001 11:57:06 +0900

葛貫です。

水崎@樹木医さんwrote:
> そんな混雑の中、恐らく既に定年退職した年頃の一団が、
> 高級一眼レフカメラを持って、花壇の中にドカドカと入って、
> 一所懸命に写真を撮っていました。
・・・中略失礼・・・
> とりあえず、花壇に入ると、踏圧でバラの根系が痛むから止めてください。
> とお願いはしましたが、聞き入れてもらえませんでした。

この公園がどのような客層を対象としてつくられているのか、わから
ないのですが、保守作業している作業員が踏み込んで写真を撮ること
を許可しているとしたら、自分のうちで挿し木するために、枝を折っ
て持って行かれるよりマシという判断なのでしょうか?

踏み込んで写真を撮っていた人達だって、きっと、自分の家のバラ
だったら、根を踏まないように気を付けるのではないかなと思います。
多分、この人達は、バラ(花・植物)を愛でているのではない。
育てる人ではなくって、消費する人なんだな、と思いました。

> しかし、特に許可証があるわけでもなく、
> また、非常に人出のある中で、自分たちが花壇に立ち入ればどうなるか
> 考えることなく、作業員にそのような許可を得ようとする事自体、
> ちょっと神経を疑ってしまいます。

このタイプの人って、権威に弱いから「樹医」という腕章があったら、
たじろいだかも(笑)。
どこかの自治体では、不法投棄や、バイクや車等で河原を荒らす人を、
減らすために、腕章を付けたボランティアが見回っているという話を
読んだことがあります。

水崎さんは、権威をもってやめさせようなんて、全く思っていらっ
しゃらず、植物を愛でる人として、相手にも植物に対する理解と労り
をもって、そのような行為をやめてほしかったのだと思いますが、
このような権威も必要な場合もあるのかもしれない、と思いました。

> 趣味って、そんなに血眼で楽しみを追求する物なのでしょうか?
> もっと、余裕を持って全体の事を考えて、楽しむ事ができないのでしょうか?

いきものにかかわる趣味の場合、消費する趣味から、育てる(せめて
邪魔しない)趣味へと、趣味自体を育てていけたらいいのにと思います。

最近、知ったのですが、我が家で実を楽しみにしているモミジイチゴって、
植林している方にとっては、幼い木の成長を阻む厄介者だったんですね(^^;。
林の維持・管理に携わっていない呑気者でした m(._.)m 。

では。




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