識@千葉です。
> 葛貫さん記。
> 所謂、美談としてではなく、この子猫の野生がいいなと思いました。
> 助けた相手が、人だったら、こうはいかないでしょうね。
> だからこそ人、なのかもしれませんが・・・・・。
もう一人の自分が、やめなさいよと強く袖を引いているのですが、
告白してしまいます。
実は、記憶にはないものの、私、その助けられた人なのです。
やっとハイハイを始めた頃、大人が目をを離しているちょっとの間に、
汲み取り式の便器からすとんと落ちてしまったのだそうです。
幸い汲み取られたばかりで、しかもさむい季節で厚着をさせられていて
怪我一つしなかったそうですが、父が汲み取り口をすごい勢いで壊して
引き上げてくれたそうです。
物心つく頃、これを聞かされたときには、落ち込みました。
でも、おまえはもう落ちる所まで落ちたのだから、あとは怖いものはないよ、
などと、おかしな励まされ方をされて、でも、人生そんなものか、と
思ったりしたものです。
小学生の2年生の時には、黄金色の銀杏の葉が散り敷いた、セメントを
敷いてあるように白い幕の張った汚わい溜めに、葉を拾おうとして友達が
踏みこんでしまいました。今にして思えば、なぜ臭いに気づかなかったの
かと不思議なのですが。
このときは、若い大好きだった姉さんのような先生が飛び込んで救い出し
てくださいました。
世界には、まだこんな経験ができる(?)ところが残っているのです。
その後の私はといえば、相変わらず、犬や猫の糞を踏んだり、ムクドリに
落し物をされたりの、ウンのついた人生です。
失礼いたしました。
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