[BlueSky: 3291] 捨てられないもの


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Fri, 11 May 2001 12:05:59 +0900

葛貫です。

葛貫:
> > FM-7とその一連のソフト(こんなものあるなんて信じられないでしょう)、
> > NECの旧い型とその一連のソフト、新しいテープが入手困難なベータの
> > ビデオ、どれも使えないことはないのですけれど・・・・。

小宮さん:
> FM-7!富士通の大昔ヒットしたパソコンですよね。すごいものが
> ありますねー
> #でも、よく考えたら実家の押し入れにはMSX II が…(汗)

お、大昔。
昨日のことのように思えないこともないのですが (-。-;)。

これらのものを処分できない理由は、テープ、FD等に保存してある
データを他の機種で読み出せないからなんですよね。
「10年以上使っていないデータを、この先、使うことなんてある?」
と尋ね、「絶対使わないって言いきれる?」と言われてしまうと、
仕方ないな、という感じになってしまうわけで・・・。

MOD、CD、DVD、メモリースティックやカード等々、これから先も、
記録媒体の変化に伴い、機種の変換を余儀なくされるのかな。
他者が閲覧できないタイプのWeb siteに記録しておけば、ネット
に接続できる環境にさえいれば、資料を持ち歩く必要もなく、機種
の変化の影響を修正し読み出せるというような話もあったような。
でも、これって、集中管理システムで、システムが機能不全起こし
たら、パニックものですよね。

> 僕は本はよっぽどお気に入りのものでない限り古本屋に持って行っちゃい
> ます。積極的に整理しないと、本は場所をとりますもんね。確かにスクリーン
> で長い本を読むのはつらい気がしますから、本の需要は将来もなくならない
> のではないでしょうか。(でも、少年ジャンプが電子配信化されるという話
> も聞いたことがある)

多くの場合、ほしいのは「本」という物質ではなく、その物質に載せ
られている情報なのですよね。新聞とか、週・月刊誌とか、明日には、
来週・来月には、古新聞・雑誌になってしまうことを考えると、物と
しての形を与える必要があるのかなとも思います。
IT革命というのは、この辺にも関係あるのでは、と思います。
コンピュータを作り、維持管理し、電気を使い・・というインターネッ
トを活用するのと、印刷し、配り、リサイクルあるいは、処分すると
いう紙の媒体を使い続けるのと、ライフサイクル・アセスメントをした
場合、どうなるのでしょうね。
効率だけではなく、購読者の好みの問題もあるし、関連企業で生活して
いる人達の問題もあるので、簡単には結論は出せないと思いますが・・・。

古本屋さんで、図書券を使えないようにしてほしいというようなことを、
出版業界や本屋さん達が言っていませんでしたっけ。
この辺も落ち着くまで、しばらくの間、大変でしょうね。

そう言えば、3月中旬のhotwired newsに「携帯電話の普及で急増する
有害ゴミ」:「携帯電話に含まれている金属――鉛、水銀、それに
旧型ニッケル電池に入っているカドミウムなど――には、ゴミ投棄場
で環境に悪影響を及ぼす可能性がある。投棄後時間が経って製品が
腐食すると、金属が地下水に流れ込み、川や野生生物や飲料水に危険
をもたらすかもしれない」という記事がありました。
テレビ、冷蔵庫等に比べると小さな物だし、深く考えずに新規の機能
を持つものに買い換えやすいだけに、気を付けなければと思いました。
#自分は必要のない環境にいるし、かけてくる方の都合に振り回される
#のが嫌なので、持っていないのですが。

佐川さん:
> でも、読みたいと思ったときに買わないとすぐに絶版に
> なっちゃうし・・・・困ったそ(^^;)。

そうなんですよね。
出版社の方でコンピュータに保存して置いてもらって、電子本や
オンデマンドで印刷してもらえるようにならないのかな、と思います。
(入手できるまでにどの位時間がかかるか、どの位の料金になるかで、
需要は左右されるかもしれないけれど)

> ↓このような試みが、もっと広がると面白いと思います。
> 著者自身による絶版書のサルベージ作戦
> http://www.kinokopress.com/index-j.htm

出版社によらなくてもいいわけですね。
「本を出す」経路も変わってきているのですね。

ゲンゴロウさん:
> お話しの最中、申し訳ないのですが、、、
> 置き場所に困っているという、その本ですが、、、、
> もう一冊、皆様のお家に置いていただけないでしょうか。。。

本、出版なさるですね。
紙でできた本という乗り物を獲得したゲンゴロウ・ミームが、
どのように伝播してゆくか、楽しみですね (^^)。

では。



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