[BlueSky: 3206] 堂本知事誕生


[From] "Lycoris" [Date] Fri, 30 Mar 2001 21:11:25 +0900

皆さん、こんにちは。     識@千葉です。

いささか旧聞となってしまいましたが、葛貫さん(BlueSky:3200)のご紹介
のように、岩波同時代ライブラリー『生物多様性』の著者の堂本さんが
千葉県知事となりました。
三番瀬問題は白紙に戻すということですが、2/3以上が自民系の県議
会で、これからが思いやられます。
また、堂本さんなら沼田真さんの意を汲んで千葉県立中央博物館の発
展を推進されていた沼田武前知事の路線が生き続けるのではと期待
もしているのですが---。

一段落したことを、蒸し返す気は毛頭ございません。 感想です。
BlueSky[3032、3120]での広木さんのご指摘に啓発され、ドーキンス
のアイデアに価値を認める、ブラックモア著『ミーム・マシーンとしての私』
とデネット著『ダーウィンの危険な思想』、大いに反対する、グールドの
『パンだの親指』や『がんばれカミナリ竜』などの関連個所を読みなおし
てみました。

で、「ミーム」という造語をしたドーキンスのアイデアは、ミーム学という
厳密科学が組み立てられるかは別問題としても、生物学の中にも取り込
んで(もっとも生物学辞典では既に取り込んでいましたね)、検討すべき
ものだろうと思いました。

それにしても、デネットの大著の和訳が難しかったです。
「胎生学的発生」「天然種」「遺伝子瞰図」などなど---丸善で立ち読みの
結果、embryological development, natural kinds, gene's eye-perspective
とわかりました。「恒真式」はnormal perspectiveでした。哲学用語?

『日経サイエンス』2001.1に「主役は自己複製子“ミーム”」のタイトルで
ブラックモアが自説を要約していました。行動生態学者デュガトキンなどの
反対意見も載せています。でも、反対意見というより半分は認めています。

では----




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