[BlueSky: 3193] Re:3188 ドーキンス


[From] Ken Goto [Date] Sat, 24 Mar 2001 17:08:11 +0900

後藤@帯広畜産大学です。

広木さん【3188】:
> ネタ振っときながら余り参加せず申し訳ないです。
> ドーキンスに関しては、須賀さんと後藤さんのお二人で、
> まとめて下さって、ほんと、申し訳ないです。
そのうち、環境問題との(未知の)関係性に話が発展していくといいな、
と思っています。

> このあたりは、
> 私はまさにその責任を負わねばならない立場にあるわけですが...
> なにせ「anan」が、
> 「遺伝子がきめる私の人生」なんて特集を組む時代ですから(笑)
> (笑い事じゃないって?)
女って、(一般論として)占い好きですからね。

・・・占い好きな男もいるだろうし、占い嫌いな女もいますが、統計的
平均としてみると、女のほうが占い好きが多い、ということは男
性週刊誌、女性週刊誌の記事を一覧しただけでも言えるだろう、
ということです。

> 進化生物学の分野でも、「selfish」という言葉は誤解を招きやすいので、
> 他の言葉を使うようにしようという動きも一部にあります。
> ほんと、一部ですが...
そうですか、それは初耳です。そうした動き、とても嬉しく思います。

> しかし、この言葉が定着した現在では、
> もはや手後れの観があります。
僕は諦めません。

> しかし、「日常的な意味」を持つ言葉の使用が、
> 内容のあらわす意味を想像しやすいであろうメリットもあると思います。
> 「包括適応度」など、数式が出てきただけで
> 拒否反応を起こす人も多数だと思いますので...
母が死を賭してでも実子を二人以上助ければ、遺伝子は残る、というよ
うな具体例だけで十分に理解してもらえるように思いますが。

> > 進化的永続性を基準にとれば、したがっってまた、生物学的機能を基準
> > にとれば、存在しないに等しい(つまり、生物学的に意味をなさない)、
> > と断定してもよいのでしょう?
>
> すみません、本当に言葉遊びだったのですが。
> ただ、変異の生成プロセスを考えるのは、
> 生物学的に意味はある、と、思います。
そうですね。普通は真面目にはそんなこと考える人はいないでしょうが、
そこに、重大な真理が隠されている可能性は残りますね。チャンスです
よ!(半ば冗談、半ば真面目)。

> ただ、こだわる理由は全くないです。はい。
いや・・・こだわりが大切です。少なくとも、僕は、一代限りの存在は
可能であろうとは考えたことがありますが、偶然的に淘汰の網に引っか
からずに一時的にせよ広がる可能性については、思い及びませんでした
からね。鋭い発想だったかもしれない(無責任発言です)。

> 「ミーム」と一緒で、
> 「利己的/利他的」という言葉を使わなくても説明できますから。
そうですね。


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