こんにちは、葛貫です。
須賀さん:
> ところで、「血縁淘汰」とか「互恵的利他性」なんて説明
> ぬきでいわれても意味がわからない方もいらっしゃるんじゃ
> ないかな、という親身なご指摘をある方からいただきました。
> 確かにそうかもしれません。というわけで、以下はこれらの
> ことばの説明です。
言葉の説明、ありがとうございました。
遺伝子が意志を持っているわけではなく、後に解析してみた処、
結果として、「遺伝子の観点からみれば利己的な行動」や、
「血縁淘汰」、「互恵的利他性」等がうかがわれたということ
ですね。
【2943】の
> 「産まない選択」をするということが、生物としてどういう
> ことを意味しているのか、
は、(ありもしない)遺伝子の意志を実行しなくていいのかい、
と問おうとしていたことに気がつきました。
「利己的な遺伝子」「血縁淘汰」や「互恵的利他性」という言葉
の字面が与えるイメージを使って、社会を操作するようなことは
してはいけませんね。済みませんでした m(_ _)m。
広木さん、お呼び立てして申し訳ありません。
以前、「共有地の悲劇」のスレッドで仰しゃった「ぶんどる」と
いう言葉のインパクトがとても強かったので、資源を巡る問題の
明快な切り口は、広木さんからうかがえると思い込んでいるもので。
葛貫:
> 自己責任を自覚させた個人主義を徹底させれば、情けは人のため
> ずならということで、互恵的利他性に達するかもしれないと、
は、遺伝子レベルの話ではなく、後天的に与えられる躾の問題です
から、進化の用語として使われる「互恵的利他性」をここで使った
のは、間違いですね m(_ _)m 。
広木さん:
> まあ、ドロドロとした個々の事例は、
> 理論通りに進むわけではないんでしょうが。
> あくまでも平衡点の取扱いですからねぇ。理論は。
> 最近では、「袖の下理論」というのがあって、
> 女王がワーカーの繁殖をちょっとだけ黙認することによって、
> コロニー全体の生産性はちょっと下がっても、
> 集団が安定する、なんていう理論があるそうです。
> 実際の社会も、こんなものでしょうか。
と眺めるのはいい、結果としてそうなるのも仕方ない。
けれど、それを、そのようなヒトの行動を正当化する根拠にしては、
いけないということなのかな。
> 「産まない選択」、まだ繁殖してない私には、
> なんともコメントしようのないような。
> もてないんだよー ぜーぜー
そ、そんな・・・・。
きっと、見る目のある女性が近くにいないのでしょう。
では。
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