こんにちは、小宮です。
カリフォルニアの電力危機は深刻なようですね。あんな大都市、
しかもハイテク企業が集まっているところで停電なんて、本当に
住んでいる人は大変だろうと思います。工場もラインがとまった
らまた再調整とかで大変だろうなー。
今回の電力危機がなぜ起こったかよく分かっていなかったんで
すが、どうやらカリフォルニア州の電力自由化策が裏目に出た
結果のようでした。
米電力不足Ｑ＆Ａ(asahi.com)
http://www.asahi.com/market/news/blackout/blackout0120b.html
電力自由化が招いたPG&Eの受難への道
（Technology News from SILICON VALLEY）
http://www.asahi.com/english/svn/0123/svn012301.html
カリフォルニアはもともと環境対策等の規制が厳しくて電気料金
が割高だったため、電力を自由化して料金を下げようとした。とこ
ろが企業が思ったように乗ってこず、発電所が増えずに電力が
足りなくなった、ってとこでしょうか。しかもカリフォルニアの場合、
自由化といっても電気料金は当面決められていて、電力会社は
電気の需要が増してはねあがった電気の卸値を電気料金に回
すことができず、大幅な赤字を抱えて破産寸前という状況らしい
です。日本でも電力の自由化が計画されていますが、同じような
失敗をしないように注意する必要がありますね。
ところで、今回の電力危機に対しては、環境破壊を心配する記事
もありました。
エネルギー危機の失策は、環境破壊を決定的にする
（Technology News from SILICON VALLEY）
http://www.asahi.com/english/svn/gillmor/gil012701.html
日本でも、電力が自由化されることによって電気料金が大幅に
引き下がり、各企業や一般家庭が電気の使用を大幅に増やして
CO2が増加、ということは考えられないでしょうか？発電所が乱
立して大気汚染や資源の乱消費が起こる可能性もあるのではな
いでしょうか。なにか規制をする必要があるのかもしれませんが、
カリフォルニアの例から、規制を加えすぎた自由化は失敗する
可能性が大きい（電力の安定供給ができなくなる可能性がある）
と思います。自由化によって、うまく各企業間で省エネルギーや
クリーンエネルギーの技術開発競争が起きればいいんでしょう
けど…どちらに転ぶかは分かりませんね。
＃最近ちょっと誤字、脱字がひどくて申し訳ありません。読み返して
反省してます（優勢学→優生学でした）。
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