[BlueSky: 2783] Re:2774 自然の権利


[From] "yuichiro komiya" [Date] Fri, 26 Jan 2001 07:46:08 +0900

須賀さん:
> 奄美大島の「自然の権利」訴訟、ガラパゴス諸島沖のタンカー
> 事故、どちらも気になっていろいろなことを考えながら、それを
> どうことばにしたらいいのか、と感じていました。


石油連盟油濁対策部のHPに、今までの主な流出事故に関する
資料がありました。

石油連盟油濁対策部
http://www.pcs.gr.jp/

油流出事故一覧
http://www.pcs.gr.jp/doc/incident/incidents.html

この資料からみた限りでは、大規模な油流出事故は1960年後半
からぽつぽつとおき始め、1990年あたりから急増、最近になって
ちょっとへってきた、という感じです。実際はどうかはわかりません
が。タンカーの耐久度などは年とともに改良されているはずなので、
1990年あたりからの急増の原因は、やはり原油の消費量が増え
て、行き来するタンカー量が増えたことにあるのでしょうか?


> 日本の「自然保護問題」で政府が非常事態宣言をだすという
> 事態が想像できるでしょうか。わたしのように生態学や進化の
> 勉強をしてきたものにとっては、ガラパゴスの生態系が危機に
> 瀕している、ときくと、ひかえめに言っても京都の古寺や神社
> がすべて燃えあがったようなことだと(少なくとも感覚的には)
> 感じられるのですが、(わたしのこの感じ方が妥当なものか
> どうかはともかくとして)みなさんはどうお感じになるでしょうか。


僕が流出事故といってまず思い出すのは1997年のナホトカ号事故
です。あの時は油まみれで真っ黒になった海や鳥を見て、本当に
恐ろしくて、大変なことがおきてしまった、と思いました。でも、最近
は昔ほど強烈な印象は受けなくなった気がします。一度起きてしまっ
たことに対しては、感覚がにぶくなってしまうのでしょうか?


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