葛貫です。
識さん：
> 葛貫さんのおっしゃること、すとんと心（私そのもの）に落ちます。
共同幻想をつくってしまいましたね（＾＾）。
> 私たち（と言い切れるか？自問自答）の使っている言葉は、客観的
> に伝えられる情報は数量で表すことのできるものに留まり（この範囲
> で科学と呼ばれる共通概念が存在しうる）、真善美という本質的（私
> にとって）な問題を論議するには、未だ完成の域に程遠いものと感じ
> ています。
【2556】で、本当は、「真善美」という言葉を使いたかったのですが、
何故か、躊躇ってしまいました。
自然界の法則や、akiraさんが仰しゃるように生命の奇跡的なまでの
調和（これは静的な調和ではなく、厳しいいのちのせめぎ合いの中で
保たれている動的な調和だと思うのですが）、溜め息がでるくらい美し
いです。それを言葉として、すくいだすことはとても難しいと思います。
「学級崩壊」という言葉ができて、もって行き場のなかったエネルギーを、
安心して（？）「うん、学級崩壊なんだ」と流すことができるようになって
しまった。観ている方も、「ああ、学級崩壊なんだ」と納得してしまう。
名前を与えることは、大変なことなのだと思います。
ゲンゴロウさんが仰しゃるように、希望のある未来を子供達に語りたい。
でも、傷口を隠すだけの安直な絆創膏のような「希望」を語っても、騙る
ことになってしまう訳で、そんなことは、したくない。
「おじいちゃん、おばあちゃんの時代は餓えないことが、最優先だった。
その路線を修正することなく、お父さん、お母さん達は、突っ走ってきた。
で、今、こんなことになっちゃった。失敗、成功を含めて正確な記録を
見せます。君たちがほしい「quality」はどのようなものなのか教えて
ほしい。どうやったら、それに近付けるか一緒に考えて下さい。」
くらいなことしか言えないかな。現実を知って怯むのではなく、その中で
少しでも自分のほしい「quality」に近付ける、健かさ、しなやかさを身に
つけてほしいと願います。
幾多のいきもののいのち、言葉にもされなかった想いや願い、祈りを
のみこみ、とかして、できてきたエネルギーの過飽和状態、つまらぬ
ノイズやぶれで、ゴミのような結晶を、ワッと析出させ、不透明な状態
をつくりだし、終えてしまってはもったいない。あまりに智慧がない。
哀し過ぎると思います。澤口さんや須賀さんが仰しゃるように、コント
ロールの効いた状態での変化を切望します。
昔、環境保護学科というところに在籍したことがあります。
如何にもそれらしい名称の所へ就職した仲間もいますし、まったく、
逆の立場なんじゃないのというところで職を得た仲間もいます。
いずれにせよ、欲と理想がせめぎ合う最前線に身を置いて、その
調整にあたっていらっしゃる方のご苦労を思うと、頭が下がります。
また、現状を踏まえ、敢えて、強かに、しなやかに、流れをつくり出そう
とされている方達の勇気に、希望の芽が見えるような気が致します。
何だか、まとまりませんが、今世紀、最後のクリスマスイブに、
皆様の御健康と、ご活躍をお祈り致します。
＃和尚さん、はじめクリスチャンじゃない方、気悪くしないでね。
＃私自身もクリスチャンではないのだけれど（笑）。
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