和尚さんみなさん、こんにちは。akiraです。
和尚さんwrote：
> その上で、「人間の欲望とは無関係に重要な何かを尊重しなければ」
> のご意見誠に高潔とは存じますが、世の人間の浅はかさも考慮に入れ
> た、その一つ上を行く強かな方策が肝要と考えています。つまり、
> 人間存在が人間のみでは成し得ないことを現実のものとして現出させ
> てあげることです。
本当にそうだと思います。
肉体の最上部にある脳に宿った自我意識は、この身体を自分の所有物だと
思っていますが、実は身体システムのほとんどは、自我意識の意のままには
ならない自律神経によって機能しています。その機能が、自我意識が眠って
いる間も呼吸をつかさどり、心臓の鼓動をつかさどって、生を維持しています。
地球生命体ガイアにおいても同じ事が言えるでしょう。
熱帯雨林や珊瑚礁に代表される自然生態系が、太古の昔から人間の思惑など
超えた所で脈々と生き続けているからこそ、この地球というシステムは滞りなく
維持され、人間もその生をつなぐ事ができる。
身体に生かされているという事実を本当に理解すれば、身体を大事にする様に、
地球に生かされているという事実を、我々人間が本当に理解したら、環境破壊
など、なくなるのかも知れませんね。
昔の人はその事実を本能的に知っていたのではないか、とも思います。
いわゆる先住民、インディアンやインディオの伝承のなかに、その認識がよく
表れている気がします。アイヌの言葉なども、まったく同じですね。
西洋近代によって発見され、「野蛮」の一言で切り捨てられてしまった人々。
最近彼らの存在がクローズ・アップされているのは、嬉しい限りです。
多分彼らは、この世界の中で自分たちが位置する場所、自らの存在理由という
ものを、明確に自覚していたのでしょう。結局現代人が感覚的享楽に惑乱して
しまっているのは、この世界の中に何故自分たちが存在しているのかという
この哲学でいう所の「存在理由」、を喪失しているからかも知れません。
> つまらない人に関わって、あなたの論と熱を浪費する
> 愚を恐れる余りの、つまらない繰り言でした。
ご好意、いたみいります。でも、ぼくは結構、このMLでの対話を楽しんでいます
(^_^)
しばらく日本を離れていて、また、環境問題の現場からも遠ざかっていたので、
このような場でいろいろな人の考えを知る事ができるのは、とても勉強になります。
ぼくは基本的に直球人間なので、バシバシと対話のキャッチボールをしたいのです
が、中にはいろいろと変化球を投げる人がいたりして、面白いですね（笑）
それでは。 akira
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