尼崎市の一ノ瀬です。お久しぶりです。
葛貫さん<
「北海道では、昔から住んでいたアイヌは、河床が浅くて水がでると年中河床
が移動する河を「ベツ」、河床が深くて、洪水がでても河床が絶対移動しない
河を「ナイ」、飲める流れを「ワッカ」、鉄とか硫黄とかを含んだ飲めない流れ
を「ベ」という言葉で表現してきた。「稚内」は飲んでいい水が、絶対あばれな
い河床をいつも同じように流れている河のこと・・」と、倉本聰さんの「ニングル」
(理論社)という本に書かれていました。「科学」だけを振りかざすのではなく、
自然と共に生きてきた人達の智慧も上手にいかせたらいいな、と思いました。
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河川行政の話とは全然関係がありませんが、
”「科学」だけを振りかざすのではなく、自然と共に生きてきた人達の智慧も上手
にいかせたらいいな、と思いました。”
という発言には、やや見過ごしにし難い誤謬があります。
自分を取り巻く自然環境とその変遷を注意深く観察し、そこから法則を導き
出し、言葉を与えて整理すると言う営みは、「科学」以外の何物でもありません。
”自然と共に生きる人達が科学と無縁である”というものの見方は、偏見としか
形容のしようがありません。
私ならば、上の発言は、
”「近代技術」だけを振りかざすのではなく”
と表現しますが。
でも、勉強になりました。「ワッカナイ」ですか。
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