一ノ瀬さんこんにちは。小宮です。
> 完全に公平な案というのはどだい無理である以上、発電、自動
> 車、等の個別の技術項目に分けて議論して、部分的にでも合意
> できるようにすべきだったのではないでしょうか?
これはいい方法ですね。技術項目毎に分けるとは思いつき
ませんでした。もしこの案が採用されるなら、かなり効率よく
世界全体でCO2削減ができると思います。実際は、いくら
省エネルギーの技術が進んでいるからといって、エネルギー
を使い放題使えば総量ではCO2の排出量が増えるかもしれ
ないので、いくらかは国毎の排出量の絶対値の目標も決める
必要があるかもしれませんが。
後、いくらか思いついたことを。
・発電技術の効率の基準を決めるときに、原子力発電をどの
ような扱いにするか?
・技術が進んだ国ほど何もしなくてもいいということになるが、
それで多くの国が納得するか?途上国にとっては、公平という
のは現在の排出量のみのことではなく、過去の排出量すべて
を換算した提案のことではないのか?
・他国への省エネルギー技術の無償提供ができるか?(技術
の提供にお金がかかるようであれば、発展途上国が合意する
とは思えない)
・各国の利害関係を乗り越えて、世界レベルで協力しあうこと
が可能か?
特に、原発は大きい問題だと思います。今発電技術でCO2排
出量が少ないというのは、日本のような原子力発電に大きく
依存している国なのではないでしょうか([BlueSky: 201]日本
の原子力の総発電量比27.9%-1994)。原発をどのように考え
るかで、日本のような国の立場が大きく変わると思われます。
それぞれの国で原子力に対する考え方が違うので、意見の
合意はなかなか難しいと思います。
(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。