みそのう@山梨です
#Subject変えました..今回は人工生命について論じているわけではないので
*「リアル」 脳が認識する現実,現実 実際の物質世界,
*仮想現実(VR Virtual Real) 客観的に見た「リアル」
のように使わせていただくことにします.
At 10:32 AM 00.11.29 -0500, Sato, Kenji wrote:
>葛貫さんのコンピュータゲームのお話、示唆に富んでいてとてもおもしろかったで
これは私もおもしろく思いました.
#新たな環境中での行動の個体差はどこからくるのだろう..とか <話がずれる
>> 説明してくれました。息子は、ビェー、ビェー泣き出し、ゲームの中の
プレイヤーにとっては,「リアル」な世界なわけですね.
#こういうのは現代生活で日常的に体験することではありますが
>ない。家族の中で社会のシミュレーションをしているような・・・。確かに”ゲーム
>の作者が与えた設定の中での暇潰し”にすぎないかもしれません。でも、そこから得
>られる思いや教訓は、仮想空間であろうが現実世界であろうが、普遍性があるような
>気がします。
シミュレーションだとわかるのは終わった後じゃないでしょうか?
のめり込んでいる最中はそれが「リアル」でしょう.
#脳が受け入れてしまえば某元教祖は空中浮揚するわけですね.
ただ,それがVRであるとどこかでわかってしまうところが問題だと考えています.
>でも、よく分からないのは、「脳の感受性の低下」って何を意味しているのでしょう
>?作られた世界(コンピュータゲームや漫画、あるいは小説)に浸りきっても、論理
>的な考え方や、豊かな感受性と言われる物が減少していくとは思えないのですが。コ
VRを「リアル」だと受け入れる感性が鈍る,つまり入ってきた感覚情報から「リアル」
な世界(世界モデル)を作る際に,これは所詮VRであるというフィルターをかけるよう
になっているのではないかということです.
#もちろんそのような能力を獲得すると言ってもいい
そのフィルターが,感性を揺さぶるような現実の刺激を受けたときにも働くようになって
いるんじゃないか,だから素直に自然を見ることができなくなって,さらに何かに感動す
ること自体がダサくなってしまったんじゃないだろうかと考えています.
>たら、小説が大衆化しだした頃の危惧と同じなのかもしれない。赤毛のアンなんかを
>読んで、夢想していた少女に対する危惧と同じものが底流にあるような・・・。楽観的
>すぎますかね。
脳に与えられる情報量の問題があるでしょう.私たちの脳は現代社会の情報の洪水に耐え
られるのでしょうか..
私自身は生物はそんなにヤワじゃないと確信していますが,この洪水に適応した脳は予想
できないような働き方をするだろうし,それによって成り立つ社会もある意味で想像を絶
したものになるのかもしれませんね.悲観的すぎますかね..はは.
「未来は本質的に不定である」プリゴジン,I.
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みそのう MISONOU Taku
misonou@mail.yamanashi.ac.jp
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