みそのうさんこんにちは。小宮です。
> つまりVRにそれだけ慣らされているということでしょうか.
> すると,そのように感受性の低くなった脳にリアルなモデルを
> 作らせるような情報を生み出す技術が
> さらに発展して・・・というフィードバックループができて,
> 先行きどのような世界になっていくのかがとても不安です.
> 脳の感受性の低下を越えたVR技術が開発されつづければ
> 本当に虚・実の区別のつかないというおぞましい世界が生まれるでしょう.
> あるいは,もう生まれてきているのでしょう.
> 注目し続けていきたいと思います.
そういえば、実際に映像が空間に浮かび上がる3Dディスプレイ
も開発されているようですね。
http://www.hotwired.co.jp/news/news/20001127302.html
そういえば、少し前のNHKのVR特集かなにかの番組でも、VRの
技術は急速に発展していて、将来都市化が進んだ世界では
人は本物の土に触れることができなくなって、VRの地面の上で
生活するようになる、とかいうような話をされていました。実際、
今のVR技術ににおいや手触りを与えるような技術が開発され
れば(どこかで開発してそう)、認識する側としては本物との違
いというのは、なくなるわけで…。今後どんどん仮想と現実との
区別がなくなっていくような世界になっていくのでしょうね。
しかし、ゲームの世界のように、虚構の世界が社会問題になる
のは、その世界に浸りきってしまった子供が、他の現実世界の
人達と社会の認識に差ができるからで、全ての人が同じように
認識するような仮想であるなら、それはすでに本物なのであっ
て、それほど大きな社会的問題にはならないかもしれません。
例えば、ゲームのやりすぎでひきこもりになるのは、外に出た
時のゲームの世界とのギャップが大きいからで、もともとその
ゲームのキャラクターがVR技術で町を普通に歩いているなら、
ひきこもりになどなるわけないし…。あまりうまくはいえません
が、要は、VR技術がどんどん発達していっても、それが悪い
方向に向かうかどうかはわからない、と思いました。全ての人が
VRの地面に住むようになるなら、それはそれで問題ないし、
VR技術が環境問題の解決にも一役かうかもしれませんしね。
#でも、ずっとだまされていると考えれば、あまりいい気持ちで
はないかもしれませんが。
(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。