[BlueSky: 2500] Re:2497 食用昆虫の開発とその一例(フィクション)


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Sat, 25 Nov 2000 13:42:33 +0900

こんにちは、葛貫です。

中澤さん【2497】
> 変なものでも摂取するのは,異常事態に限られると思うので,
> 薬になるとでもいえば,原形があっても受け入れられる可能性は
> ありますが。

食用昆虫の話からははずれてしまいますが、センタイ(セミの脱皮)、
バメイタイ(カイコの脱皮)、ビャクキョウサン(細菌の寄生によりたお
れたカイコ)、ボウチュウ(キイロアブの全虫)、シャチュウ(サツマゴ
キブリの雌虫)等が、漢方薬の原料として使われることもあるようです。

他にも、シンカイ(モクズガニの全体)、センソ(ヒキガエルの皮膚腺
分泌液)、スイシツ(生時乾燥したチスイビル)、セイソウ(ジムシ)、
ゴオウ(牛の胆嚢にできた凝固物)、ハンピ(マムシの皮)、レイヨウ
カク(ホンカモシカの角)、サイカク(アフリカクロサイの鼻角)、
等も使われる(使われた?)ようです。

それにしても、いろいろなものを使っていたんですね。

これらが入っていても、漢方製剤のかたちになっていたら飲んでしまう
かもしれないけれど、「ほら、これ煎じて」と、乾燥させ刻んである原料
を渡されたら、抵抗なく飲めるかな?(自己家畜化のあらわれかな)

今、製薬会社や生化学系の会社では、特許の関係もあり、生物の収集
・有効成分の検索に血道を上げているようです。
野生生物を乱獲するのではなく、バイオ技術を利用して有効成分を取る
ことができるようになるといいですね。

いつ読んだか思い出せないのですが、朝日新聞に不正な猟を防ぐため
有害鳥獣として駆除した熊から熊胆(熊の胆嚢)を取ることを禁止しろと
要請した保護団体があったという記事がありました。環境庁(?)の方は、
情報公開すれば、有効利用してもいいんじゃない、というコメントを出して
いたように記憶します。皆様は、どう思われますか?

糸井重里さんが、ほぼ日 http://www.1101.com/saisin/index.html に
書いていらした、<いったん極端にする>(月曜日以降はこのページ
からリンク)というコラムが面白かったです。





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