多田さん、みなさま。
遅ればせながら、はじめまして。陸@賛同呼びかけ人 です。
多田さん曰く;
> 総合科というのがもうすぐ導入されますので,その試行として「環境問題」について
> 5年生で取り組んでいます。
別のMLでの発言の一部(ほぼ全部)です。たぶって読まれる方ご容赦ください。
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「エコ・フォビア」
エコ・フォビア;エコロジー嫌悪症候群ってご存知でしょうか。
「動物について、あるいは生態系について、こわい話を聞かされ続けた子供はそのこ
とを咀嚼できず、逆に目を背けてしまったり、無力感に苛まれたり、過剰にこわがっ
てしまったりすることがあるのね。特に熱帯林の破壊みたいに子供たちにはどうしよ
うもないことを教えられるとその傾向が強くなるの。それをエコ・フォビアって呼ん
でるわけ。」
これは、最近(1999/3/20) 出た、川端裕人 著『動物園にできること』文芸春秋 で紹
介されている、U.S.A.ブルックフィールド動物園の子供動物園の企画担当者ケイティ
・スリボフスキーさんの言葉です。
自戒を込めて。
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教員の経験のない私には「環境問題」について具体的にどうすればよいかはわかり
ませんが、環境の問題は、子供たちに希望を与えるような取組とセットにして提示し
ないと「エコ・フォビア」を生み出す危険が常にあるのではないかと感じます。
これは何も子どもだけの問題ではないような気がします。環境の問題の将来を語る
上で何に希望を託せるか、あるいはどういうセクターが希望の担い手になれるのか、
ということを常に意識しておくことが、青空のような気分をたもつことにつながるの
ではないかなあ、と個人的には感じております。
個人的には、農業の構造転換(なかでも自然農という思想の普及)がそのひとつと
思います。後藤さんとは某MLで一度お話しましたね。そのとき引き合いに出したのが
川口由一さんでした( → 上岡さん)。
というわけで、みなさまよろしくお願いいたします。 1999.8.2
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陸 斉 (KUGA, Hitoshi)
kuga@nacri.pref.nagano.jp
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