[BlueSky: 2397] 永田農法について


[From] Minato Nakazawa [Date] Mon, 25 Sep 2000 12:59:06 +0900

中澤@東京大学人類生態です。

先日,飯田辰彦「蘇るおいしい野菜」(宝島社新書)という本を読
んで,永田農法という農法を知りました。考案者の永田さんという
方は,天草でみかんを栽培していて,荒れた岩地の方がおいしいも
のが獲れることに気づき,水も肥料も最小限しかやらないで光と風
をたっぷり与えるというやり方でおいしい野菜を作っているそうで
すが,写真をみると水に沈んでいる完熟トマトとか,見るからにお
いしそうです。

岩茶とかを考えると,ある程度荒れた土地の方が身が締まったおい
しいものが獲れるというのは,感覚的に納得してしまいます。肥料
とか水とかをやりすぎて甘やかすと野菜もspoilされるというのは,
いかにもありそうに感じます。原産地の気候風土を考えれば,ハウ
ス栽培の方が本当の旬を作ることができる,とか,液肥製造装置の
利用によるゼロ・エミッションとか,たしかにそうかもしれないと
思ったのですが,この農法って,農業・農学の専門家からは,どう
いうふうに評価されているのでしょうか?

ご存知の方はコメントいただければ幸いです。

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Minato Nakazawa, Ph.D. <minato@sv3.humeco.m.u-tokyo.ac.jp>


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