[BlueSky: 2362] 労働と教育


[From] Sawaguhci Yuji [Date] Fri, 15 Sep 2000 22:30:52 +0900

澤口@一升金です。

Ken Gotoさんの<39C1E8E412C.AA27KENGOTO@158.208.4.6>から
>【敵を作ることで集団の結合意識が高まる】ことは真実でしょう。しか
>し、だからといって、それが【欧米等の個人主義的環境で育つ子に比べ
>て、日本はいじめで深く追い込まれることが多い】という命題の真実を
>保証するものではないでしょうし、まして原因であることを示すもので
>はないでしょう。
目的意識を持つ集団か、リーダーが権威を高めるために意図的に
仮想敵をつくることはあり得ますが、子供の集団一般がその種の
構成を持っているとは思いにくいですね。

>子ども社会の中における「異質な者」という感覚や概念自体、僕が幼年
>期、少年期を過ごした時代には無かったような感じがします。例えば、
当時のはいじめというより差別そのものが根深かったので、いじめ
が子供の中だけで成長することはなかったのではないでしょうか。
つまりはシステムとしての差別構造があったから、むやみな生け贄
は必要なかった。
在日問題とかアイヌ問題とか。そもそも住む世界が違うから、相手
にしちゃいけないというような世相だったと思います。

>【敵を作ることで集団の結合意識が高まる】ことに戻ります。地域の中
>で子ども集団が敵対関係になったことは、少なくとも僕が知る限りは全
>くありません。また、集団内部で「戦争ごっこ」を初めとする、遊びと
>しての「敵対」がふんだんにあったことは、今日の「いじめ」を考える
>うえで重要な点だと思います。
わたしが小学校の時は、弓矢やパチンコを至近距離で打ち合っていました。
雪合戦も石を入れたり、氷を入れたり。よく怪我人が出なかったものだ
と思います。ただ、これは感情的な敵対関係じゃないんで、遊ぶつど兵力
がバランスするように適当に人数を振り分けてました。


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