こんにちは、須賀さん、佐川さん。小宮です。
須賀さん;
> このようにすらすらと講義のときに説明できたわけではなく
> 今、あらためて考えるとこういうことかな、と思うわけです。
> このような説明では納得しない方も大勢いらっしゃるだろう
> とは思いますが、わたしは、ほかにたぶんやりようがないの
> でこうならざるをえないだろうな、という意味で納得します。
> ところが、講義のあとに書いてもらった感想文をみても、
> まるで人間が神の位置にいるとでもいうような感じがする、
> といった感想を書いてくれている学生もいて、認識のずれ
> に新鮮な感じをもったわけです。
>
> この問題について、みなさんはどう思われますか?
種が絶滅しないように保護する、といいながら、害虫はその対象
から外す。どんな生き物でも絶滅したくはないだろうけど、どの種
は生き残ってもよくて、どの種は生き残る資格がない、という判断
を下しているというのが、神の位置にいるようだという感想につな
がったのではないでしょうか。人間は今までも害虫を絶滅させて
きたのですし、害虫を保護しないのは当たり前だと思うのですが、
なんのために絶滅種の保護をするかということをはっきりとしてお
かないといけないのかも、と思いました。
僕だったら、レッドデータブックには害虫、益虫の区別なく、すべて
載せておいて、でもこれは害虫だから保護せず絶滅させようとして
います、とするのがすっきりしているような気がします(もちろん、
調査するのに労力がかかるのならわざわざ絶滅させようとしている
ものに手間をかけるのはばかばかしい話なのかもしれませんが)。
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