MLの皆さん，こんにちわ，喜多と申します。７月２７日から入会し，様々なご意見や
問題提起が真剣に議論されているのを見，「みならわなくっちゃあ」といつも思って
います。又，私の「はじめまして」にも，兵庫県の小宮裕一郎さんからメール頂きあ
りがとうございました。
以前から私は
１，日本で言われている「環境」って言うのは，どの程度の範囲を指すのだろう？
私が「環境」と言う言葉を知ったのは，アート運動に於ける「エンバイロメント
」と言う言葉を聞いたのが最初で，丁度，１９６０年代の初めに，「ハプニング」「
サイケデリックアート」「ライトアート」「コンピューターアート」「アースワーク
」「ポップアート」「アンダーグラウンドシネマ」「ジャイアントグラフィック」「
グラフィックアート」「キッチュ」等の所謂，「手造り芸術」を否定する様な「アー
トテクノロジー」が一杯出てきて，その総括として「光，音，色彩を加えたあらゆる
空間」と言う言葉が「環境」だった様な気がします。そして，私など，未だに「誰も
見た事も無い異次元の空間」を求め，日夜，ありもしない夢世界を追いかけています
。だから私などむしろ「現実環境」を「破壊」する事が，人間の姿である様にも思っ
てきました。
２，又，こうも思ってきました（１に同じですが）〜物の原点は点ー線ー面ー立体ー
環境ー宇宙
その結果，私の好きな「現代美術」など，「訳の判らない芸術」が増えて，ギャラ
リーへ行っても何をやっているのか，さっぱり判らないアートが続いてきました。ま
あ，大衆と言う不思議な「移動物」は余り出向かなくなりましたが，これはこれで結
構面白いのです。
３，今，言われている例えば環境破壊，自然回帰とはどこら辺り迄，戻ろうとしてい
るのだろう。
地球温暖化，廃棄ガス，ダイオキシン，食品汚染，巨大開発（埋め立て，人工島，リ
ゾート開発，飛行場建設など）原子力発電などなど。
一体，人間（「個」「団体」）はどの程度まで「環境破壊」を許せ，どの程度まで「
自然回帰」すれば良いのだろう？。
多分，皆な判っているのだ。しかし日本人はもう数十年「平和ボケ」していると言わ
れているので，
「人は人」「自分さえ良かったら，それで良いのだ」「自分や家族に害がなければ，
それは統計上の事でしかない」勿論，私も含めて。だから「自分や家族がその環境破
壊や公害」に苦しめられて，「病気」にでもならない限り，加害者であり，被害者で
ある事に気がつかないもの。
私はこの４年，私が乗りもしない車や，吸いもしない煙草の公害に苦しめられている
。だけど，誰も責任を取ってくれない。どこにも言ってゆく場所が無い。まあ，この
私でさえ，こうなのだから，日本人の大多数は，多分，私以上に苦しめられるだろう
。特に子供達は（在る尊敬されるべき立場の有名人がテレビで事あるごとにこういっ
ている「私は全ての悪環境を自ら造り，それに耐えられる自分に挑戦している」と言
う様な事を。案外，こう思っている人は多い。けだし名言。
まあ，無駄な抵抗でも，明確な基準がはっきりするまで「環境」を見つめて行こう。
kita katsumi kitapp@elf.coara.or.jp
「創造学級KITA ORIGINA」「誰も聞いた事のないコスモムジカ」
URL http://www3.coara.or.jp/~kitapp
「創造空間」＆「蔵書」＆「奇蹟」＆「古葉書」「切手」（７,DEC,1998更新）
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