みなさん、こんにちは、佐川です。
[葛貫さんwrote:2106]
> 以前に「ウイルス進化論」ーダーウィン進化論を超えてー
> (中原英臣・佐川峻;早川書房,1996)という本を読んだことがあります。
中原さんは、↑の前にも“ウイルス進化論”の本を出していますね。
> 開放系で用いると、制御不能な事態に陥るのではないか、心配です。
『環境微生物学』 (大森俊雄・編著 * 昭晃堂) によれば、「1988年
にエストニアで環境中に漏出したフェノールを処理するために、フェノール
分解菌が河川に導入されたが、6年後の調査でフェノール分解菌から分解
系遺伝子を受け取ったと考えられる微生物が多数検出された」そうです。
で、↑同著によると、もともと、自然環境中には“遺伝子が遊離の形態”で
大量に存在し、頻繁に形質転換が起こっている可能性がある。ということ
です。
養老猛氏の言葉を借りるなら、「実験室で出来ることは、自然界で起きてい
ることだ」ということでしょうか。
佐川でした。
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