邑瀬です。自己フォローです。(というより専門家に確認しました。)
小生:
> Si より安価で高効率な CdTe を用いたものが現在開発中です。
> いずれこれに置き換わると思います。
生産コストと生産に要するエネルギーを含めて考えた場合、CdTe太陽電池はア
モルファスシリコン太陽電池よりも環境負荷は小さいと言えます。自動車等の
鋼板の表面処理になくてはならない亜鉛を製錬する際に副生するカドミウムは
ほとんど無料で手に入る元素ですし、CdTe太陽電池は常温常圧で水溶液から電
気化学的に還元析出することができます。シリコンは高温高真空が必要です。
CdTe太陽電池は酸に溶かして溶け残りのガラスを除き、浸出液は製錬工程に戻
すことで、リサイクルすることができます。
伊藤さん:
> 保護膜とか配線の寿命はそんなに無いですね。
保護膜(ガラス板や樹脂板)は以下のようなもので傷むそうです。
太陽光の紫外線、酸性雨、鳥の糞(尿酸)、カラスがつつく etc.
> 20〜30年後の廃棄される頃に生き残って回収責任を果たしてくれる企業、
> と言う物が、確実にあるのでしょうか?(笑)
上に書きましたようにリサイクルは簡単なのですが、20〜30年後には(もっと
優れたエネルギー資源が開発されていて)需要がなくなっているかもしれませ
んね。
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