みなさん、左巻さん、こんにちは、佐川@下水処理場勤務です
[左巻さんwrote:2044]
> ログを拝見していますと下水処理の専門家も参加されているようなので、
> 下水処理の記述をチェックしていただけると幸いです。
ひょっとして、これは私のことでしょうか?
でも、私は専門家じゃなくて、ただの現場作業員です(^^:)
まぁ、どっちでもいいか。
> *1章 おいしい水、健康によい水とは?
> *2章 水道水は安全か
> *3章 水資源と水系の汚染
> *4章 水と生命
> *5章 下水処理と水リサイクル
> *6章 そもそも水ってどんなもの?
↑具だくさんで欲張りな内容ですね。発行されるのを楽しみにしています。
>*5章 下水処理と水リサイクル
>
>5−1 下水処理のしくみ
>5−2 下水道をつくれば川はきれいになるか?
>5−3 流域下水道の問題点
>5−4 トイレの水はどうなっている?
>5−5 浄化槽をみてみよう
>5−6 いろいろな水リサイクル
↑を読んでみたのですが、中西準子氏の『水の環境戦略』とほぼ同じ内容
のようですね。私的には、とくに問題はないと思いますが・・・。
もう少し詳しく説明した方が良いのでは?と感じる部分もありますが、字数
に制限があること考えると仕方ないのでしょうね。
3章の
>3−13 合成洗剤と水の汚染
>3−15 水環境を汚さないために家庭でできること
では、下水道システムの特性と絡めて説明したほうが良いかもしれません。
たとえば、非イオン界面活性剤“APE”の分解過程で環境ホルモンが生成
されることや、下水道に接続されている台所と、浄化槽に接続している台所
と、垂れ流しの台所とでは、それぞれ対応が異なることなど、そん辺の事情
も説明していただけると、より理解が深まると思います。
下水汚泥の再利用についてですが、約1/5しか有機肥料化されていませ
んが、これは、コストの問題の他に、現在の都市下水は、産業排水も処理し
ているために、有害化学物質によって汚染される可能性があるためです。
今回は、この辺で。
佐川でした。
(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。