[BlueSky: 2020] 2019 Re :2019普通という厄介なフィクション


[From] "Hiroyuki Sagawa" [Date] Fri, 26 May 2000 15:55:29 +0900

みなさん、葛貫さん、こんにちは、佐川です。

[佐川]
> >「ムカツク」や「キレル」という言葉自体は、昔からごく普通(今とほぼ同じ使
> >用法で)に使われていた言葉です。

もう少し正確に言うと、少年ジャンプ・少年マガジンなどの少年漫画誌等で
頻繁に使われていた言葉です。

[佐川]
> >もし、この言葉に違和感を感じているとしたら、それは今まで「子供・少年の
> >世界」に無関心であったか、あるいは、そういう世界とは無縁でいられる上
> >流階層の人ということになります。

これは、ちょっと不適切ですね。少年と大人は違う世界で生きているので
すから、知らない言葉があって当然ですし少年たちの言葉を全部知る必要
もないはず。上流階層だから・・・、というのも考えてみればおかしいですね。

[葛貫さん]
> 「ムカツク」という言葉を、我が家の子供達も、よく使います。
> 学校でキレて、途中で教室を飛び出して、帰ってきてしまった子もいます。

クラスに1人や2人は、キレやすい癇癪持ちの子って、いますよね。
                     
[葛貫さん]
> 親にできることといっても、いつでも話を聞く気があることを知らせておくこと
> (聞いてみると、それなりの理由があって面白いです)、また、小さい時から
> 気持ちを語る習慣を身につけさせること(これは、親自身が感情を爆発させ
> るのではなく、ある程度コントロールが効く状態で表現する訓練ができてい
> ないとダメかもしれない)くらいなのだと思います。

幼児虐待の多さを考えると“親自身の問題”は深刻ですね。
#幼児虐待が多発していますが、小児科医、精神科医の間では
#70年代には既に、“幼児虐待(レイプも含めて)は珍しいことで
#はない”ということは常識だったようです。

> 私は、暇だからこんな呑気なことが言っていられるのかもしれません。

『働き過ぎは身体と社会と環境に良くない』という偏見を持っている私は
“暇で呑気は素晴らしい”と本気で信じています。

> 人は、自分の経歴と知識というフィルターを通してしか、ものごとを見ること
> ができない。私にとっての「普通」は、他の人にとっては「普通」とは限らない
> ということですね。

それは、私にとっても同じことです。
私にとっての「普通」、貴方にとっての「普通」を提示し合うことで私たちの
社会がどのような姿をしているのかが、よりハッキリと見えてくるのではな
いかと、私は考えているわけです。

> 私は偶々、この時代の、とある場所に生まれ、その場で与えられた、あるい
> は、自分で選び取ってきた経歴と知識を持っている。自分で選び取ってきた
> 部分に関しては、責任を負わなければならないけれど、何時、何処に生れた
> ということは、私の責任ではありません。
> これは、誰にでもあてはまることだと思います。

↑これも考え始めたらキリがないテーマですね。


最後に。
私をあんまり持ち上げないでください、恥ずかしいですから(^^:)

佐川でした。



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