邑瀬です。佐川さん、ご説明ありがとうございました。
佐川さん:
> うーん、3割しか分かっていないのですか。
> 細菌の世界は奥が深い。と、いうことですね。
そうですね。3割分かったと言っても属にすぎません。属が分かっても実際の
機能(ある基質に対する分解能など)とは必ずしもリンクしないので、結局実
用に持っていくのは難しいという感触です。結局は技術(つまり経験と勘)に
頼るところが大きいです。
# 理想を言いますと、活性汚泥はいろんな微生物が共存して成り立っている
# いわゆる複雑系ですので、細かく解析して行くよりも、いくつか指標をみ
# つけてmassで捉える方がいいのではないかと思います。これは、実は環境
# 科学すべてにあてはまることなんですよね。(たぶん和尚さんがお詳しい
# でしょう。)
> 大津市のHP・琵琶湖北湖のデータ
> http://www.otsu-city-unet.ocn.ne.jp/kankyou/syosai/biwako/biwako01.html
> ↑CODの上昇は、原因不明であるとして調査中とのこと。
実は今所属している研究室で(も)やっているのです。難分解性の有機物に着目
しているのですが、その量はBODとCODの差を埋めるほどではありませんでした。
> 下水道の処理水のBODとCODは一対一に対応しませんが、BODが低い時
> はCODも低く、BODが高くななればCODも高くなる傾向にあります。
やっぱりそうですよね。うむ、ならば琵琶湖はなぜ??
> #下水処理場ではBOD・CODともに継続的に測定しております。
そうでしたか。失礼しました。(^^;
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