21世紀ビジネス塾ホームページ見ました。環境とビジネスは両立するか? というの
は難しい問いですね。確かに切れない蛍光灯なんかが作れても、企業はあまり開発に
乗り気になれない気がします。以前このMLでも、遺伝子組替えや薬の開発などの場合
においても、利益が上がらないものは技術的に可能であっても実現されにくい、とい
う話が出ていました。
僕が昔考えた時は、「環境とビジネスは両立しない」(笑)という結果になりまし
た。やはり企業というものは利益をあげることが第一条件であるので、いくら環境に
配慮しようとしても、経済状況が悪くなれば、最終的には利益をあげるほうを選ぶは
ずです(ビジネスを否定している訳ではなく、もともとビジネスというものはそういう
性質のもの、ということ)。ですから、完全な意味での環境保護(例え不利益になろう
とも、環境保護を優先させる)は、利益追求を目的としない、公的機関やNGO、大学
などの研究機関でしかできないと思います。
ただ、環境保護と利益の追求がうまく同じ方向を向けば、両立も可能でしょう。
消費者が環境に優しいものを求め、環境負荷が高い製品をボイコットするように
なれば、そういった製品を開発するビジネスも生まれると思います。
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小宮 祐一郎
メールアドレス:can32960@pop07.odn.ne.jp
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