こんにちは、邑瀬さん、ゲンゴロウさん。小宮です(ゲンゴロウさ
ん、お久しぶりです!)。
ゲンゴロウさん:
> 「人間は摂取する栄養素によって行動が変化するのでしょうか?」
邑瀬さん:
> カルシウムが不足するとイライラしますね。カルシウムやその
> 吸収を助けるビタミンDは動物性(魚類も含む)のものに多く含
> まれていますし、穀類や豆類にはカルシウムの吸収を妨げるも
> のが入っています。食べ物と「心」は案外関係あるかもしれませ
> んよ。
ある種のミネラルやビタミンが精神に影響する、というのは僕も本
で読んだことがあります。
葛貫さんが言われているように、それぞれの地域に住む人々は、自
然選択によって生き残るために最も有利な食生活を伝統文化として
選んでいるはずです。それは、恐らく十分な栄養がとれるような食事
でしょう。カルシウムでいえば、肉食分化が発達した欧州は乳製品か
らカルシウムをとっていたのでしょう。また、水が硬水なので、飲み水
からもミネラルを摂取できたはずです。
日本は軟水なので、水からのミネラルは期待できない。乳製品もない
ので、結果的に魚や海草からカルシウムをとるような食文化が発達し
た、ということになるのでしょうね。昆虫ではなく、魚を主要タンパク源
として選んだのは自然選択のなせる技だったのかもしれません。
ところで、最近日本人の食生活が変わって、魚、海草をとる機会が少
なくなったと思います。それでも他の食品からカルシウムがとれてい
ればいいですけど、両親の共働きによる孤食等の影響で、ひどいとこ
ろでは毎日インスタント食品や栄養補助食品しか取っていないような
家庭もあるそうです。このような食生活の乱れが、今の子供たちの精
神に影響して、おちつきをなくし、学級崩壊やきれる子供達を生み出し
ているということはないでしょうか?
(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。