[BlueSky: 1730] コンポストと紙あるいはコスタリカ (1: 番外の 2?)  トイレにて


[From] Kimio OTSUKA [Date] Wed, 12 Apr 2000 11:38:12 +0900

大塚です

変なタイトルですが。

須賀さん[1724]:
> そういえば、最近コスタリカに行って来たといって、ちょっとだけ予告編
> を青空MLに投稿してくださったひとがいたような・・・(笑)。

 それは私です(泣)。
 (0) が[1592] ですからずいぶんさぼっています。
 エコツアー、熱帯林についても書くつもりですが、[1592] で
>  Think globally, act locally... この ML に関わるのも act の一部
> ではあるつもりですが、せっかく通勤時間を短縮したのですし、もう少
> し act の部分を増やしていきたいなと思っています。

 と書いた続きから。

 act といっても特別な「運動」ではなくて、ちょっと実践と言ったと
ころなのですが、一つが、ベランダでのコンポストのようなことです。
この場合、コンポストを「生ゴミを回収に出さず分解させる」と言う意
味で使っています。この行為のために何かを新たに消費するのは悔しい
ので、以前から持っていた4-50 リットルのバケツ状の容器に生ゴミを放
り込んでいます。この容器では以前腐葉土を作っていたのですが、引っ
越し時にちょっぴり残しておきましたので、この腐葉土にいる微生物が
生ゴミを分解してくれるだろうと期待しています。
 もともと植物系のものを分解していた微生物が主だと思われますし、
肉類は下手に腐らせると悪臭のもとなので植物由来のもののみを投入し
ています。
 エコロジーオンライン
http://www3.yomogi.or.jp/altalife/index.htm
のメイルニュースでは恐ろしい話が出ていました。
 もっとも、動物蛋白のゴミは生卵を割ったときに殼に付着する白身、
だしを取った後の鰹節、ごくまれに魚の骨が出るぐらいですが。

 闇雲にやっているので、失敗して泣きつく事もあるかと思いますが、
よろしくお願いします。

 コンポストは有機化合物を分解して水やCO2などを排出するので、
それ自体があまり地球環境の悪化の防止に役立つとは言えないと思いま
す。ただ、回収に出した場合には、回収車、その運行、燃やす設備など
様々な環境負荷の要因となると考えられるので、手元で分解させたほう
が良いと言うことになると思います。

 さて、松下のコンポスト容器の HP には「紙はダメ」とありましたが、
落ち葉のセルロースが分解できるのであれば、時間はかかるでしょうが、
紙も分解できるのではないかと思います。古紙回収に出せる紙を分解す
るのはナンセンスなので、本当にゴミになる紙だけにすべきでしょう。
 
 ここで、ようやくコスタリカが出てきます。
 コスタリカでは、トイレの紙はトイレに流さずにトイレ備え付けのゴ
ミ箱に入れるようです。サンタローザの保護区のゲスト用宿舎のトイレ
にはその旨の掲示が出ていましたし、サンホセ(首都)のレストランの
トイレでもゴミ箱に使用済みのトイレットペーパーがたくさん入れられ
ていました。

 下水の処理というのは何かと大変なので、燃やしてしまえるゴミは燃
やした方が良さそうに思います。するとコスタリカのこのシステムはな
かなか合理的だと思いますが、いかがでしょう?

 で、使用済みトイレットペーパーは古紙回収には出せないの「本当に
ゴミになる紙」としてコンポストの容器に放り込む第1の候補なのです
が、まだやっていません。再生紙には変な物質が入っていて将来のベラ
ンダ菜園に悪影響を及ぼすのではないかと心配だからです。また、日々
のトイレットペーパをすべて処理するのは難しそうだからでもあります。

 なんとなく気が引けて可燃ゴミにも出していません。(これは相手も
あることですし)

1) トイレットペーパーは可燃ゴミに出しても良いか?
2) 一般の再生紙トイレットペーパーには堆肥にすると危なさそうな物質は
 含まれていないか?

についてご存じの方は教えて下さい。

Kimio Otsuka
Institute of Biomaterials and Bioengineering
Tokyo Medical & Dental University,
2-3-10 Kanda-Surugadai, Chiyoda, Tokyo 101-0062 JAPAN
Phone: +81 3 5280 8092 Fax: +81 3 5280 8094


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