[BlueSky: 1720] Re:1717 技術的な問題と社会的な問題


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Tue, 11 Apr 2000 11:27:26 +0900

こんにちは、葛貫です。

先頃、米国で放射性廃棄物の処理にかかわる人の癌や白血病の発生率
が有意に高いという発表を新聞で読んだことがあるように記憶するのです
が、放射性物質の半減期(これは短縮できませんよね)、石油・石炭からの
有害物質の処理方法の改善の可能性、代替エネルギーの利用等も考えあ
わせた上でも、まだ、原発の環境負荷が低いでしょうか。

技術的な評価に結論が出ないうちに、話題をとばして申し訳ありませんが、
気になるので題をかえて書きます。
ピントをはずしていましたら、ご指摘下さい。

一ノ瀬(尼崎市)さん:
> ウラン鉱山が「本質的に」こういう問題を抱えていると言う話ならいざ知らず、
>紹介された例は、単に、取るべき対策を取らなかった”悪質な業者が居た”とい
>う話でしかありません。
>真面目に操業している鉱山経営者に対して、大変に失礼ではないでしょうか?
> なにより、エネルギー技術の優劣を正しく判断することは出来ません。
>(廃棄物からメタン、エタノール、といっても、その廃棄物の処置をちゃんとし
>なければ、大変な環境汚染が起こる。太陽電池や風力発電器にしても、これらは
>ハイテク製品。生産に伴っては、適正に処分され無ければならない、有害廃棄物
>が発生する。)やはり、その技術の本質を見つめて議論すべきだと思います。

一ノ瀬さんが書かれた通り、技術的な評価が、まず基本だと思います。

同時に、たとえ企業の一部の人達は正確な知識や技術を持っていたとしても、
現場に伝わらない場合が多々あり、昨年のJCOの事件や、有害廃棄物の不
法投棄等、現存する技術の最善とは無関係な、信じられないような事件が起
きてしまう。社会的な問題が占める比重がとても大きいように思われます。

監視する機関を作ったとしても、一ノ瀬さんが【1572】に書いていらしたように、
>NPOやNGOの方々が、強力な権限を保有すれば、結局今の
>官僚と同じ事をし出す
可能性もあるわけで、こちらの方が難問ですね。

#込み入った状況を理解するためには必要なのかもしれないけれど、
#「非公開の会議」等というものに呼ばれるようになったら、いつの間にか
#抱き込まれてしまっていたという場合もありうるわけで・・・・・。

何か、良い案はありますでしょうか?






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