[BlueSky: 1681] 中山間地農業 後継者不足編


[From] "Hiroyuki Sagawa" [Date] Thu, 6 Apr 2000 18:20:03 +0900

みなさん、澤口さん、こんにちは、佐川です。

≪佐川≫
> >農家自身がそのような人を嫌うのです。
> >農村部では、大学を出た人は、極少数ですし、農村部での政治的主
> >流派であるオヤジ達は、知的には他律的な人が多いですから。

我ながら傲慢な発言だと思います。私の印象です。

日本人初の宇宙飛行をした、元TBSの秋山さんは、現在福島県で自然
農法にチャレンジしておりますが、その秋山さんが書いた本の中で農村
の実態を報告しています。要するに、自分の意志で積極的に有機農法
などにチャレンジするような人は、差別的な扱いを受けるんです。

≪澤口さん≫
> 明快なお答えですね。私見では、なまじ農業収入のある地域ほどオヤ
> ジの縛りがきいているように思います。
> つまり、豊かな農家(集落)ほど制度改革できない。若い力が実権を
> 持ちやすい地域は先立つものがない。

若い人の中には、東京の大学で勉強(本当かね?)してきた人も出現
していますし、はっきりモノを言う人も多くなってきていますので以前よ
りはかなり風通しは良くなっているのですが・・・。


農業後継者が減少しているという報道がありますが、労働力が不足し
ているわけではなく、若い後継者が十分な収入を得るだけの耕地が
ないということです。

若い後継者の親は、当然ですがまだ十分に若く、同じ農地を若い労働
力が分け合わないといけないのです。

後継者不足問題とは、労働力が過剰なための現象なのではないかと
私は、考えます。





▲前の記事へ ▼次の記事へ △記事索引へ △青空MLトップへ

(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。