[BlueSky: 1607] Re:1600 特許


[From] tetsuya_yamamoto@petc.re.nsc.co.jp [Date] Wed, 29 Mar 2000 20:44:44 +0900


邑瀬さんこんにちは

山本@極普通のさらりーまんです。
特許の話は、管理人Grで今話し合いをしております。
(しかし、MLの方が進行が早そうですのでこっちにレスします。)

私の個人の意見といたしましては、
アイデアを特許にしたい方も公開にしたい方も
ML載せる場合はやはりご自身で注意して頂くしかない
と思います。(当然ですが・・)

公開にされたい方の場合には、
ML成るものが公の場であるか否かはMLの浅い歴史か
ら考えてもまだまだ議論の余地があると思います。
そういった事が公で認められるまでは、やはり注意をし
なければいけない無法地帯と考えるのが妥当と思います。

特許にされたい方の場合には、
どこの誰が見るかわからない(WEB上で公開している)
ために、せっかくのアイデアを盗まれないように考えら
れる防衛線は引いておくべきと思います。

そのためにMLの話題が寂しくなれば、それはそれで
仕方がない事だと思います。
(逆に考えて、MLの話題のために大儲けの種を不意に
してしまわれては、大変申し訳ないと思います。)

あと、
邑瀬さんの

>育種に限らず、社会全体に有用な技術やアイデアは公的機関やNPOが権利を所
>有できないものかと思います。喩えて言うならば、「おばあさん(おじいさん)
>に席を譲るために、先に座っておく」ようなものです。有用な技術なのに、特
>定の会社が特許をもっていて、広く利用されないということは避けたいですね。

これは、アイデアを創造する段階で公的機関が先に権利を主張する場合と、
誰かが創出したアイデアを特許にする場合に公的機関が待ったをかける場合
がありますが、前者に関しては、私個人的には、公的機関が特許を出しても
いいと思いますので、思いつかれたらどんどん出すべきだと思います。
ただ、後者の場合には、個人や会社が考えたアイデアを公共的なものだから
ということで公的機関が待ったをかけるのは、公共的であるかなしかの判断
基準の不明確さ、及び技術創造意欲の低下、創造者への感謝(代償)の問題
から行っても不公平に成りかねないので少々問題があるのではないかと思い
ます。


さらに、
特許には、15年という期間がありまして、それをすぎれば誰でも使って良い
事になっております。よって、特許の精神から考えてもゆくゆくは公的なもの
になる。つまり、技術の創造は人類の為になるということを保証している。
(おじいさんおばあさんの席は確保されている。)ということになると考えます。


ではでは

山本



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