ムラセです。佐川さん、コメントありがとうございました。
佐川さん:
> 政府は、2010年までに、自給率を45パーセントまでに引き上げようと
> いう案を発表しました。
> たぶん真面目に受け止める人はいないでしょう。
>
> 農業が世襲であり、農地が農家の財産でもある現状を改革しなければ、
> 大規模化はそれほど進展しないと思います。
確かにそうだと思います。平野部でも農地の所有権がパッチワーク状になって
いることが問題ですね。農機の移動だけでも結構大変です。
現在の農業従事者の平均年齢(たぶん65歳ぐらい)考えると、近い将来には確
実に農業人口が激減しますね。さて、都会に出た人が農地を相続するわけです
が、多くの人は就農せずに土地を手放すか、誰かに農作業を委託するでしょう。
こうなると必然的に大規模化していくのではと思います。また同時に、従来の
個人経営から法人による経営に変わっていくと思われます。
> 地形的条件も考えれば、大規模化と効率化が一致する場所はそれほど
> 多くはないでしょう。
40%強を占める「中山間地域」の対処が重要ですね。ダムを作るよりも中山間
地域の水田を保全する方が、洪水の防止や水源の涵養に効果があるという試算
がありました。(岩波新書「日本の農業」) 縦割りの壁を越えて、大型公共
事業の予算をそちらの支援にまわして欲しいですね。
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