[BlueSky: 1559] Re:1556 +遺伝子操作と農薬:人口、除草剤


[From] "m-uemura" [Date] Fri, 17 Mar 2000 12:54:45 +0900


----- Original Message -----
From: yuichiro <can32960@pop07.odn.ne.jp>
To: <bluesky@sv2.humeco.m.u-tokyo.ac.jp>
Sent: Friday, March 17, 2000 1:55 AM
Subject:1556 Re:1555 =?ISO-2022-JP?B?GyRCIVwwZEVBO1JBYDpuGyhC?=
=?ISO-2022-JP?B?GyRCJEhHQEx0ISc/TTh9ISI9fEFwOl4bKEI=?=


はじめまして。上村といいます。
自分自身は、地域のごみ問題にかかわっていて、このMLに参加しました。
何の専門家でもありませんので、これまで、もっぱら読む一方でしたが、
遺伝子組み替えの農薬耐性の話がでていたので、ちょっと疑問が湧いてき
ました。
 
> 確か、除草剤耐性作物を使えば、農薬を散布する回数を減らし、農薬の
> 使用量を減らすことができる、というふれこみになっていたはずです。
> 例えばモンサント社が出している除草剤ラウンドアップ(主成分はグリホ
> サート)は世界で一番売れている農薬で、安価で、他の除草剤のように複
> 数剤を混合して使う必要がなく、それだけを畑にまけばいい(雑草の種類
> に対して特異性がない)そうです。

 私が以前TVや遺伝子組み替え食品の危険性を訴えている学習会などで
聞きかじったものはほとんどが、農薬耐性の組換え食品についてでした。
 そこでは、稲の組換え種子は、強い除草剤を散布しても、枯れずに生き残
るものです。普通は、強い除草剤を使うと稲まで枯れてしまうので使えなかっ
た。そしてその農薬耐性は特定の除草剤に対してだけなのです。
 また、組換え種子は実がなっても次の年の種子としては使えないようになっ
ています。もちろん大金をかけて開発した種子を誰でも増やすことができたら
企業としては困るでしょうが、農家としては、毎年種・農薬をその会社から買
わなければなりません。そして、TVのインタビューに答えた企業の人は、これは
『日本人のために開発した。』といってました。

一般の人で組換え食品に反対したり、不安を持っている人は、大体この辺に
根拠があるのではないでしょうか。上記のような、種子が第3世界どころか、日本
の農業に根付いたら結果的に、日本の農業の自立性はなくなってしまう。だから、
組換え食品に反対し、日本の農業を守ろうよ、ということです。

 皆さんにお聞きしたいのです。
こういった考えは、一方的に偏った知識の上に成立しているのでしょうか。
農薬耐性の組換え種子はほんのちょっとで、多くは農薬を減らすための
技術なのでしょうか。
・・・農薬もいらない、種子も取れる、収穫も増す、そんなものを作って企業は
どこで利益を得ようとしているのでしょうね・・・?


Uemura Mauymi
m-uemura@mc.neweb.ne.jp
市民の手によるダイオキシン調査実行委員会in東久留米



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