[BlueSky: 1495] Re:1494  遺伝子操作と農薬


[From] "SUKA, Takeshi" [Date] Thu, 9 Mar 2000 00:47:37 +0900

一ノ瀬さん、葛貫さん、ムラセさん、みなさん

   須賀です。

遺伝子組み換え作物についての判断の是非はわたしは保留しています。

さて、この問題に高い見識をおもちのみなさんにより多くを学びたい
と思うので、次の提案をしたいと思います。

米国の意見、EUの意見、一ノ瀬さんの意見、葛貫さんの意見、
ムラセさんの意見・・・
それぞれを別のものとして区別してあつかわれることをおすすめします。

米国内にも遺伝子組み換え反対の立場はあるでしょう。
日本国内にも、現にわたしたちが目撃しつつあるように、いろいろな
立場があるわけです。

自分と異なる立場の意見をグロテスクなものとしてえがきだしてみても、
それが実際の相手とうまく対応するとはかぎりません。

どんな場合でも、「だれがそれを言ったのか」には大きな注意をはらう
必要があります。

***
さて、一ノ瀬さんはこの問題にたいへんおくわしいようにみえるので
教えてください。不勉強なせいで素朴にわからないのです。

一ノ瀬さん:
>  GMをやめて既存農法に戻すと、農薬の使用量が増すか、収穫が減少し
> ます。
>  農薬の使用増は、環境負荷を高めます。
>  あるいは、収穫が減れば、より多くの耕地が、先進国の反GM派の人々
> の食欲を満たすために占有されることになります。これは、非先進国の人
> 々に回る食料が減少することを意味します。
>
>  結局、世界のどこかで新たに飢える人が出る。

それではなぜ、途上国の政府は遺伝子組み換え作物の輸出入規制をつよく
もとめたのでしょうか?


Takeshi SUKA
Nagano Nature Conservation Research Institute (NACRI)
E-mail: suka@nacri.pref.nagano.jp


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