みなさんこんにちは、小宮です。
一ノ瀬さんwrote;
> 私も、ニュースステーションと続けて見ました。
> なぜ、可動堰でなければならないのか、について、他の手法と優劣を比較
> して明快に説明してくれるものと期待していましたが、TVでの発言から判
> 断する限り、根本的に、そういう比較評価自体行っていなかったようです。
そうなんでしょうね。佐川さんから、福島の博覧会の話も
出ていましたけど、大きな事業を始める前に、日本でももっ
と地域発展のことだけでなく、環境に与える影響ということ
も考えるようにしていくべきなのかもしれません。エネルギー
枯渇の底が見えず、豊かな自然にかこまれて、環境破壊なん
ていう言葉がなかった昔ならともかく、これだけ環境問題が
表面化してきて生態系の破壊が懸念されている現代では、ど
んな事業を行うにせよ環境評価、というものが大きな価値を
占めるようになると思います。
吉野川の住民投票の問題ですが、他の環境関係の掲示板とか
見ていると、可動堰建設賛成の方の意見に次のようなものが
ありました。
・洪水が起きて一番困るのは徳島県住民本人である。洪水の
脅威がないその他の地域の人が、可動堰建設に対して口を挟
むのは間違っている。
・地域住民は目先の利益に目を奪われやすく、住民投票の結
果は先を見越したものがでにくい。その弊害を補うため代議
士制を採用しているのであるから、住民投票の結果を政策に
反映させるのはナンセンスだ。
・阪神大震災の時は都市の災害対策がなされていない、と国
を叩いたくせに、いざ災害対策を始めようとすれば、今度は
環境破壊だ、といって非難する。これではあまりに場当たり
の非難しかされていない。
僕も最初はなるほどと思いましたが、問題はそういった所で
はなく、きちんとした環境評価、政策の見直し、再検討を行
わない、旧態依然の日本の公共事業のあり方にあるのでしょ
う。民主党も、公共事業のあり方に問題ありとして、法改正
をしようとしているようです。
<民主党>「公共事業コントロール法案」今国会に提出へ
(1月25日 毎日新聞)
http://news.yahoo.co.jp/headlines/mai/000125/dom/20270000_maidomm031.html
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