[BlueSky: 1314] Re:1302 環境問題・雇用問題


[From] "Hiroyuki Sagawa" [Date] Thu, 20 Jan 2000 21:14:03 +0900


みなさん、こんにちは、佐川です。

《佐川》
> > > よく、21世紀は、知識・情報産業の時代だ、なんていう人がいますが、20
世紀
> > の
> > > 産業と比べると、雇用の吸収力は小さいように思います。

《坂本さん》
> > コンピューター等の機械で一人あたりこなせる仕事量が増えてるから、
> > 反対に労働市場は縮小する一方なのではないかと思っているんです。

《喜多さん》
> 私には「同感」と言う思いと,「案外,そうでもないのでは」と言う思いが錯綜し

> います。それは例えば「知識,情報産業」と,「自動車生産」産業とが,どう違う

> ,道具を持って「生産」と言うことでは,「別に何も違わない」のでは,情報産業

> 毎日,インターネットを使ったり,E-Mailを発信したりして,「仕事」になる人も
いれば
> コンピューターのハードを造ったり,ロボットを造る人もいる。「自動車産業」で

> ハンマーを持って肉体労働する人もいれば,机上で製図を書いたり,デザインをア
イデア
> したりする人もいる。

ヤフー株が、一億円の値を付けたとずいぶんと話題になっていますね。
やっぱりそういう時代になってゆくのかなぁ。



> ただ,事「日本」と言う立場で,著名な経済評論家の中には「日本は世界1の技術
> 大国」だから,又,再び「日は昇る」と言っている人がいるのですが,アメリカの
> 外食産業が,殆ど何の技術も持たないフリーターばかり(マニュアル化)でも立派
> に成り立っているのを見ると,21世紀の産業が,何をもって「産業革命」される
> のか私には予想がつきません。

村上龍のメールマガジン・ジャパンメールメディアに掲載されていた記事に
よれば、アメリカの平均的な労働者の年収は、2・3万ドルぐらいだそうです。
自分の能力を発揮して高収入を得られる人というのは、上流階級の人に限
られるということです。
日本も現実には階層社会ですけど、アメリカほどきつくないから、そういう意味
では恵まれているのかなぁ。

《坂本さん》
> > 最近、都会での仕事を失い、地方の実家に帰って農業を手伝うという決断をされ

> > 方々が
> > 身近に何人かいました。
> > こんな感じで、都会での仕事につけない人々はそれでも食べ物の必要のために、
> > 農業に従事しようとして地方に出て行き、土地がなければ開墾する。
> > それでもって森林伐採、資源の乱用、嗚呼、環境破壊、ってことになるんじゃな
いん
> > でしょうか?

《喜多さん》
> これは私も同感で,ちょっと危惧を感じています。私の知人には,それこそ「農機
具」
> など持った事もない人(の方が多い)まで,案外,国,地方自治体の「積極的農業
誘致」
> に乗って「まあ,地方へ行けば何とかなるわな」と,子供3人位を連れて帰って行

> ます。

いわゆる“Iターン”“Jターン”で、農業に転業して、泣いている人は、たくさん
いるようですね。はっきり言って、村人はそういう人には冷たいことの方が多い
ですから(村八分みたいなやつ)。
それに、自治体のサポートもいい加減な場合が多いようです。


佐川でした。





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