[BlueSky: 1305] Re:1296 人ではなく、システムが人を変える可能性。      


[From] "gengorou" [Date] Wed, 19 Jan 2000 21:56:25 +0900

こんばんは。ゲンゴロウです。

件名 : [BlueSky: 1296] 1290 Re:1284 人ではなく、システムが人を変える可能性。
坂本さん:
>みなさん、こんばんは。坂本です。
>ゲンゴロウさん、お返事ありがとうございました。
>丁寧なお答えの上に、大変個人的なことまでお話くださり、
>それまでのゲンゴロウさんの胸中を思うとほんとに恐縮してしまいます。
>息子さんは幾多のご苦労を乗り越えたご両親に、命がけで望まれた幸
>せなお子さんですね。

坂本さん、ありがとうございます。
私的すぎることでしたが、私の意見を伝える上でそのバックグラウンドを
知ってもらうことも、必要と思い書きました。
(個人的なこと書いたのははじめてかなあ。。。)
恐縮させてしまって、申し訳なくおもいます。

>変な名前?そんなことないですよ、私だって仲間内では
>もなか(お菓子!)ですもの。(笑)


もなか?!
あははは・・・見た目はパサパサでも、芯(中身)は、、
ネットリと甘く、深みのある優しい味でしょうか。。
いいですね。(^ー^)


>今回のライオンとシマウマのお話ですが、、、
>はじめからライオンだった、というくだりが性善説とか性悪説みたいに
>聞こえてしまい、少々混乱しました。
>ライオンを悪とは言えないし、生存する上での攻撃性のシンボルだろ
>うと思うことにしました。

私も混乱しているのですから、混乱するのは当然ですね。。
混乱させてしまって、すみません。
(雑談)
私、明確に表現できることは、あまり発言しません。
分かっていることを再び、考えるのでは、
「答えがすでに見つかっていることしか考えられなくなる」
と考えています。
ところが、不明確なことは、その言葉もなく、書くことがむずかしいので、
なんとか留めるために、ときどき動物を使って物語として、
自分に残しておきます。今回のもそれです。

>人間をこの話でたとえる上でむずかしいのは、
>ライオンは生まれながらにライオンです。
>満足に母ライオンの教えを受けられなくとも本能に従い、
>経験に補われてライオンになるのです。
>ただライオンや牛、馬と違って、人間の赤ちゃんは生まれた
>ままではどんな生物でもなく、
>養い親や環境に応じて人間または別物になるのです。
>オオカミ少女の話もありますものね。


誕生後も変化する脳の所有生物が人間、だから、
記憶能力もあり、ミームというものもあるのですね。
オオカミに育てられた少女?の話は、何度も読みました。
そこまで人間は白紙の脳を持っているのかと驚きました。

>> 私が言いたかったのはまさにそういうことで、
>> 人間が人間同士のことを考えて立派な意志を持っても、
>> 環境(難しい言葉)が変化すると、意志などゴミ同然に
>> なる可能性があることを、考えなければいけないような
>> きがしていました。
>> そして、そういう変化してしまう自分たちを責めることは
>> 必要ないと思います。
>> 大切なことは、私たちは変化してしまう生物だということを
>> 知ることのように思います。

>まったく同感です。
>人間は変化できてしまうから赤ちゃんのときはまっさらな状態なんですね。
>あ、もしかして、いわゆる環境問題がここまできてしまったのは
>人間のこの環境耐性のため??


環境を変化させるもの「生後に変化する脳」の技。
それに耐える(適応する)のも「生後に変化する脳」。
だとすると、、急激に変化する環境では、脳の変化(記憶)も
役にたたなくなる。
で、記憶した脳の所有者の価値は、ドンドン下がる。
すると、老人の情報知識的価値も急落。→世代間の断絶。。
さらに変化が激しいと、、数年の世代間にも価値の急落が起きる。。
全ては、「環境変化」と「脳の変化=記憶」とが産む現象かも。。
変化において記憶は有効でも、人間は忘却が不得意なので、
急激な環境変化のなかでは、固定された価値観(固定化した価値観)
が、人間を苦しめたり、正常な環境対応を妨げいるかもしれません。
(飛躍しすぎでしょうか?)

>昔は暑ければ裸で、寒ければ火をおこし、動物の毛皮を剥いで着て、
>食べ物が足りなくても肉、魚、野菜、果物、穀類、きのこ、何でも食べて、
>穀物を植えて育てたりもする。
>いる場所が手狭になったら、移動する。
>現在は暑くても寒くてもエアコンをつけ、食べ物が足りなかったら、
>他の国から買ってきて、まずいとか勝手なことを言い、
>土地が足りなかったら、森林伐採してまでも場所を作る。
>私たちが現在の環境に対応しようとすると環境問題がおこってしまうの?

生意気なようですが、、私、一つの結論を持ってます。
人間の行為が環境に影響を及ぼすとき、その環境が変化する
速度が問題だと思います。
「環境変化速度」が遅ければ人間の行為は「適応」の範囲。
「変化速度」が速くなるようであれば、それは「破壊」。

環境に棲息する生物の進化速度もその生物を取り巻く環境
変化速度に比例するので、変化は変化を生むので、その
臨界てんは、かなり低いのではないかと思います。
低く想定することが、、ゆくゆく人間の環境適応を苦しめない
ことにつながると思います。

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>・・・・昔は環境問題に関しては自然界にあるものをフルに
>使って対応してきましたが、
>今は資源や自然界に限界があることを前提にして対処しよう
>としてる(とはいえ、原子力とか遺伝子組み替えは違うアプロ
>ーチだなぁ)から今の私たちの行動の結果新しい局面を迎えるはず。
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ふむ。。おもしろい。です。
「昔は人間の能力を最大限に使って。
     今は、最小限にすることを強いられている。」
・・・まったく逆ですね。ふーーむ。。

この、考え、、私としては、始めて聞きました。
人間の生物としての行動の本質にも関係することのようです。
(こりゃあ、、思った以上に問題だ。。)
?うん??
そうすると、、発展途上地域では、能力を最大限に、、
        先進国では、、、、、能力を最小限に???
地球上で、、そういう違った方向性が共存しているということ?
ということは、、
時間的だけでなく、空間的にも、、能力の発揮の方向に
最大と最小がある。。。。
ということは、、方向が逆になる、、基準点は、、なんでしょうか。。

>あ、困った。収拾つかなくなった。
>すみません、明日また頑張ります。ごめんなさい!


坂本さん、考えている過程を書いていただき、、ありがとうございます。
とても刺激されました。。

だけど、忙しそうですね。無理しないでください。
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      虫。。。。.。。。
gengorou@m08.alpha-net.ne.jp
      ゲンゴロウ。。。
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