[BlueSky: 1302] Re:1297 環境問題・雇用問題


[From] kitapp@elf.coara.or.jp (Katsumi) [Date] Wed, 19 Jan 2000 17:27:20 +0900

坂本さん,皆さん,こんにちわ,喜多と申します。
>
> > よく、21世紀は、知識・情報産業の時代だ、なんていう人がいますが、20世紀
> の
> > 産業と比べると、雇用の吸収力は小さいように思います。
>
> コンピューター等の機械で一人あたりこなせる仕事量が増えてるから、
> 反対に労働市場は縮小する一方なのではないかと思っているんです。
私には「同感」と言う思いと,「案外,そうでもないのでは」と言う思いが錯綜して
います。それは例えば「知識,情報産業」と,「自動車生産」産業とが,どう違うか
,道具を持って「生産」と言うことでは,「別に何も違わない」のでは,情報産業で
毎日,インターネットを使ったり,E-Mailを発信したりして,「仕事」になる人もいれば
コンピューターのハードを造ったり,ロボットを造る人もいる。「自動車産業」でも
ハンマーを持って肉体労働する人もいれば,机上で製図を書いたり,デザインをアイデア
したりする人もいる。
私は「日本のソフト産業」など,しょせん,アメリカから言ったら「蟻」の存在位で
しかなく,「ゲームソフト」や「アニメ」まあ,「カラオケ」も含めて,「大した産業
には成り得ない」と,今も思っているのですが,アメリカでのピカチューですか,ポケ
モンですか,その反応ぶりを見ると,私の判断は過っていた様に思います。私は今,
こつこつと昔ながらの「陶器造り」を楽しんでいるのですが,いつまでたっても
「子供の粘土細工」程度の作品しか造っていません。しかし,同じ陶器造りでも
「京セラ」は,それをもって世界に通用する「セラミック産業」(半導体,人工骨,
他)にしています。

ただ,事「日本」と言う立場で,著名な経済評論家の中には「日本は世界1の技術
大国」だから,又,再び「日は昇る」と言っている人がいるのですが,アメリカの
外食産業が,殆ど何の技術も持たないフリーターばかり(マニュアル化)でも立派
に成り立っているのを見ると,21世紀の産業が,何をもって「産業革命」される
のか私には予想がつきません。

> 最近、都会での仕事を失い、地方の実家に帰って農業を手伝うという決断をされた
> 方々が
> 身近に何人かいました。
> こんな感じで、都会での仕事につけない人々はそれでも食べ物の必要のために、
> 農業に従事しようとして地方に出て行き、土地がなければ開墾する。
> それでもって森林伐採、資源の乱用、嗚呼、環境破壊、ってことになるんじゃないん
> でしょうか?
これは私も同感で,ちょっと危惧を感じています。私の知人には,それこそ「農機具」
など持った事もない人(の方が多い)まで,案外,国,地方自治体の「積極的農業誘致」
に乗って「まあ,地方へ行けば何とかなるわな」と,子供3人位を連れて帰って行き
ます。
え,(私も大阪から福岡にやってきました。けど私はさらさら農業に興味はありません)
以前,別MLで「ちょっと,公が『楽しい農業』ばかり奨励するのは,如何がかと」と
メールしたら,「まあ『楽しい』のだから良いのでは」とメールがありました。そう
言えば
そうかなあ,と私も直ぐ付和雷同する人間ですので,その程度の意見しか持っていま
せん。
>
> 思うに、リストラして職をうばうばかりでなく、最近のワークシェアリングのように
> 一人あたまの収入が減り、ぜいたくできなくなったとしてもこちらのほうが
> より多くの人の生活保障のためにはいいのでは?
> 企業もレイオフとワークシェアリングを組み合わせてやってくれないかしら。
>
> よくわからないで考えているので、勝手なシナリオが進行中です。
> 青空MLの皆さん、どうか私の暴走を止めてください。
すみません,何の回答にもならない意見をメールしまして。
いや,今,私自身,「環境」問題との対処の仕方を「自分自身に問いかけて
います」。喜多かつみ

kita katsumi kitapp@elf.coara.or.jp
「創造工房キタ・オリジナ」「宙音楽」
URL http://www3.coara.or.jp/~kitapp  
「創造空間」&「蔵書」&「奇蹟」
「戦前葉書(エンタイア)」「戦後未使用切手」(7,DEC,1998更新)





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