[BlueSky: 1226] 電力小売自由化


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Wed, 5 Jan 2000 23:50:22 +0900

葛貫です。

電力小売自由化により、エネルギー業界は大揺れしているようです。

東京電力は3月からの電力小売り自由化で、電力供給事業への新規参入者
が、東電の送電線を使う際の利用料金を1キロワット時当たり平均で2・87円
(電源開発促進税を加えると3・315円)としたそうです。
石油元売り各社が電力小売り事業に相次いで参入を表明しているようです。
また、石油を利用した小規模な火力発電設備、天然ガスを利用した燃料電池
等により電気を必要とする場所で発電し、消費する「オンサイト電源」(分散型
電源)のビルや工場への導入も増加しそうです。
東電側では、二酸化炭素(CO2)を冷媒にした給湯用の「CO2冷媒ヒートポン
プ」なるものを開発、 2000年下期に商品化し、ガス給湯器に対し、真っ向か
ら勝負できる給湯器として売り出し、CO2ヒートポンプを導入した顧客の電気
料金が安くなる料金メニューの設定も計画しているようです。

昨年末から、ざっと目を通した記事には、これらにより、現行の電気料金より、
どの程度安くなるかということが問題にされていました。化石燃料を使った
発電機を小型・分散化させた場合、現在よりも環境負荷を低減できるので
しょうか。モニタリングしたり、責任の所在を明確にするのが大変になりそうな
気がするのですが・・・・・。脱化石燃料化できないのかな。







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