みなさん、こんにちは。小宮です。
12月4日の時事通信に、このようなニュースがありました。
「パンダの胚細胞をウサギの卵子で培養＝クローン誕生の第１課題突破」
http://news.yahoo.co.jp/headlines/jij/991204/int/20523801_jijintx459.html
中国科学院動物研究所のクローン・パンダ研究グループが、パンダの体細胞
の核をウサギの卵子に移植し、胚細胞を培養することに成功しました。どう
やら、個体数の減少しているパンダをクローン技術で殖やすのを目的とした
研究のようです。
しかし、なぜわざわざ異種動物の卵子を使うのでしょう？この記事だけでは
よく分かりませんが、実験に使う程のパンダの卵子が集まらないから、基礎
実験段階で使っているだけなのか、それとも、最終的にも異種動物の卵子を
使ってクローンを作るのを目的とした研究をしているのか。
人と動物のハイブリッドの研究は日本でも規制されていますが、異種動物間
のハイブリッドについては規制はないのでしょうか。今まではそんな研究に
メリットがなかったせいか、それとも自主規制していたのかは分かりません
が、少なくともほ乳類のハイブリッドの研究はされてなかったように思いま
す。今後この方面に今回のケースのようにメリットが見い出されるのであれ
ば、各研究機関や企業が様々な研究、実験を行うようになるのでしょうか。
理屈からいえば、宗教的理由以外にはこれらの研究を規制する根拠はないの
かもしれませんが、やはり何か気味悪さを感じます。
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