こんにちは、葛貫です。
佐川さん:
> やっぱり夜は暗い方がよいです。
東京育ちの私は、山に入り、電気のないテント生活をした時、月の光
の明るさに驚きました。
「ガス全クナク、月光コウコウ、・・・・・ 静カナリ、限リナク静カナリ」
と井上靖さんの「氷壁」の一節にでてくる月の光は、このようなもの
だったのかも、と思いました。
真っ暗な尾瀬が原で見たホタルの光、柔らかく、とてもきれいでした。
ベースとなる闇を体験したことがないと、明るさに対して鈍感になって
しまいそうな気がします。音や匂い等にも。
人は明るいところに集まる。深夜まで営業する店が減ると子供の非行
も減少するのでは、という話を最近、どこか(思い出せない)で読みました。
夫が勤めているスーパーは、一時、夜10時まで営業していたことがありま
すが、人件費、光熱費等と売り上げを考え併せると割りに合わないので、
8時閉店にしたようです。
生活パターンが多様化しているから、仕方がないのかもしれませんが、
エアコンで季節を感じることが少なくなり、照明で昼夜の区別もなくなって
しまったら、身体に異常が起きないのでしょうか。
人間の身体にも、自然の流れに沿ったリズムのようなものがあるのでは
ないかと思うのですが。
暦によると、明日は満月です。
月の光で影ができたか、思い出せないので、見てみようと思っています。
Y.Kuzunuki <kuzuny@geocities.co.jp>
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