[BlueSky: 1104] 遺伝子組み替えで長寿マウス


[From] can32960@pop07.odn.ne.jp (yuichiro) [Date] Fri, 19 Nov 1999 00:19:45 +0900

こんにちはみなさん、小宮です。

遺伝子操作によりマウスの寿命を延ばすことに成功したという記事
が18日発行のnature誌に発表されました。記事によると、イタリア
とニューヨークの国際共同チームがマウスの遺伝子を操作し、
「p66shc」というタンパク質の遺伝子を壊すことにより、約30%
寿命を延ばすことに成功したそうです。この遺伝子は酸化ストレス
による損傷を修復する機能をコントロールしているそうですが、こ
れを壊すことにより、体内で抗酸化剤を作りっぱなしの状態にした
というような感じでしょうか?

もちろん、この遺伝子もなんらかの目的があって存在しているのだ
ろうし、壊したことによってどんな悪影響が起こるかは分からない
ので、人に応用するというのはまだまだ問題があるでしょう。しか
し、家畜の品種改良などには利用されるかもしれません。例えば、
遺伝子組み替えによって病原菌による感染を受けにくい牛とか、狭
いスペースで大量飼育してもストレスに負けない鶏とか作られる可
能性もあると思います。

(個人的には、動物の遺伝子組み替えによる品種改良には反対ですが)


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