みなさんこんばんは、佐川です。
> >>江戸時代のように、リユース、リサイクルが発達した、生活に潤いのある社会が、持
> >>続性のある社会なのではないかと思えてきます。
> 江戸時代は私の理想の(!?)時代です。
たしかに江戸時代における江戸は魅力的ですが、江戸だけが、
特に優れているわけではないと思います。
農村部で生産された一次産品(ほとんどが生物由来の有機物)が
江戸で消費され、廃棄物となった有機物(屎尿や稲藁)が農村部
へと返還され(屎尿などは農家にとっては貴重な資源!!)、農作物
の肥料などに再利用されていたからであって、ある意味、江戸は使い
捨ての文化だったわけです。
農村部では、戦後しばらくの間は、リサイクル、リユースは当たり前
であって、我が家でも、稲藁を酪農家へ提供し、見返りとして、牛の
糞尿の混ざった稲藁を返してもらって堆肥を作っていました。
ですから、江戸を考えるときは、周辺の農村との関係も視野に入れて
考えた方がよいのではないかと思います。特にリサイクル、リユースは、
農村の存在が前提になるはずですので、多少割り引いて江戸のことを
評価した方がよいと思いますが、いかがでしょう?
佐川でした。
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