[BlueSky: 1038] 江戸時代の生活


[From] Kikuhiko Mizusaki [Date] Fri, 22 Oct 1999 23:37:33 +0900

MLの皆さん、こんばんわ。

浦和市在住、水崎です。

昨日は、三番瀬の問題を提議させていただきました。
REをありがとうございました。

さてそのRE MLの中で、三番瀬周辺にまだ江戸時代の伝統漁法が残っている事
が、報じられていました。
最近の料理番組に良く出てきますが、江戸時代頃の食材は、余程に手間がかかってお
り、現在我々が口にする物より美味のようです。
旨味成分を抽出した化学調味料、純粋な塩化ナトリウムの食塩、様々な化学合成され
たエッセンス。
さらには、これらの調味料を組み合わせ、多糖類によって食感すら作られて居ます。

食の歴史を見る限り、科学の進歩は我々の生活から、食の楽しみを奪い、企業の利益
を優先させてきました。調味料、酒、等は、言うに及ばず、野菜や果物まで消費者の
事をまったく無視したかのように収量、耐病性、日持ち等を中心に品種改良が行われ
ました。その結果、えぐ味のないホウレンソウや甘いだけのミカン、赤くなっても味
のないトマト、水っぽいイボ無しキュウリ、全く不味い野菜ばかりです。
季節感もなく、味もおかしくなってしまい、我々の食卓は科学の進歩とともに貧しく
なってきたのではないか?
我々の生活は、実はエネルギー消費量が増大しただけで、楽しみのない生活になって
しまったのではないでしょうか?
池波正太郎さんの小説”鬼平犯科帳”と、”どっちの料理ショウ”を同時に見ながら
憤慨しています。

江戸時代のように、リユース、リサイクルが発達した、生活に潤いのある社会が、持
続性のある社会なのではないかと思えてきます。

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 水崎 貴久彦

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