[BlueSky: 1006] Re:1004 環境社会学会


[From] 溝内 辰夫 [Date] Wed, 13 Oct 1999 11:37:17 +0900

関さん、みなさん。
溝内です。

昭和堂の講座人間と環境第12巻の「環境の豊かさを求めて」に関さんの論文が二編載っていま
す。地域民にとって当たり前の自然の価値を評価すべきであるとい言うように読みました。これ
は、私自身が解釈した寺田さんの主張に近いと思いますけど如何でしょうか?
また多分青山さんと寺田さんの見解の相違は、まずは科学的なところで勝負すべきという技術系思
考と、それはそうとして(科学的なデータの重要性は認めつつも科学は恣意的でもあるから寧ろ)
定性的な言語化できないような区域民の思いをどう定量的に評価すべきかを重視すべきでそれは徹
底的な話し合いしかないだろうというような思考の違いだったように思いました。寺田氏曰く、定
量的なデータであれば規制してしまえば良いということになりますから、アセスはアワスメント化
してしまう。従来アセスはまさしく数式で勝負でしたから。

ではでは。
----- Original Message -----
From: seki <seki@obihiro.ac.jp>
To: <bluesky@sv2.humeco.m.u-tokyo.ac.jp>
Sent: Wednesday, October 13, 1999 1:23 AM
Subject:1004 =?ISO-2022-JP?B?GyRCNEQ2LTxSMnEzWDJxGyhC?=


> 帯広の関です。しばらく御無沙汰いたしておりました。
> 精霊流しの件で、お返事しないまま、ごめんなさい。
>
> さて、環境社会学会について若干、補足させていただきます。
>
> 環境社会学会のメンバーは、社会学に限らず、法学、経済学など、環境に関連
> する諸学問を専門とする方々、企業や公官庁にいらっしゃる方々、環境問題に
> 関心を持っている方々と、さまざまです。
>
> 雰囲気は開放的です。その意味でも、とても入りやすい学会だと思います。
>
> 環境社会学会の学会誌は「環境社会学研究」(新曜社)で、書店でも入手可能に
> なっています。
>
> 学会の「大会」にあたるのが「セミナー」であり、これは年に2回開催されま
> す。春はエクスカーション(現地見学プログラム)と自由報告です。これまでの
> 例でいうと、長野でゴミ問題の現地を歩いたり、足尾で足尾鉱毒問題の「いま」
> を歩いたり。現地で活動している方々からのお話と案内とがありますので、これ
> はおすすめ。秋は、今回のような企画セミナーです。
>
> ですが、来年春は、環境社会学会を含む環境関連3学会の合同のセミナーになる
> ようです。秋は広島で11月に開催されるようですが、こちらはまだ詳細につい
> ては未定といったところです。
>
> さて、この学会に、わざわざ和歌山から、「雑賀崎の自然を守る会」の方々がい
> らっしゃっていました。ゴミ埋立(建設残土など)による港湾建設に反対して運
> 動を行っている地域住民の方々です。どうしたら埋立阻止できるか、と、おそら
> くは藁をもつかむ気持ちでいらっしゃったのだと思います。良い知恵をお持ちの
> 方がいらっしゃったら、事務局インターネット
>
> http//www.infonet.co.jp/Aso/s-manyo/index.htm
>
> にアクセスして下さい。(sのあとのーは下線?になっています)
>
> 私はコンピュータ操作に弱く、いろいろできた「きまり」を守っていないメール
> になっているかもしれません。申し訳ありません。
>


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