中澤さま、みなさま
広木＠ICUです。
> (件名：[BlueSky: 976] なぜ日本にはカルト宗教対策のアフターケア
> がないのか？に於て）
> Tue, 5 Oct 1999 12:05:34 +0000頃，HIROKI Masatoさん：
> > で、ここからが本題ですが、なぜニホンには
> > カルト宗教に走った人々を更生するアフター
> > ケアを行なう団体がないのでしょうか？
> 素朴に考えれば改宗を迫ることになるわけですから，
> 憲法に定められた思想信教の自由を侵すことになり，
> 刑法に触れない限り，強制できないのではないでしょうか。
問題は「何を持って宗教とするか」でしょう。
カルトを宗教と是認している宗教団体はないと
思います。むろん、多数決とかで決まる性格の
物ではありませんが。法的には「宗教法人」と
して認定するかどうか、ということになると思
いますが、この辺はあまり詳しくないです。
個人的には断言します。カルトは「精神のやま
い」です。断じて宗教ではありません。
宗教がどのようなものであるか、という認識が
培われてこない教育は片手落ちです。
> たしか，オウムを自主的に止めた人が相談に来れば
> キリスト教でも仏教でも，ちゃんとケアする体制に
> なっているというニュースを見たことがあります。
> ＃ちょっと自信なし。
既存の宗教は布教も重要でしょうから、
来る人は拒まず、という所でしょうか。
> 保健・医療の場でも，相談に来ればケアできるはず
> ですが，地域保健の一環としてケアするというのは
> 無理でしょう。
>
> 外国にはあるんですか？
公的なものかどうかは知りませんが、ある所に
はあります（ヨーロッパ）。これ、といって例
をお示しできるほどの情報は持っていないので
すが。すいません。
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広木眞達（HIROKI, Masato）
国際基督教大学生物学教室加藤研究室
〒181-8585 三鷹市大沢3-10-2
TEL 0422-33-3269 （加藤研究室）
email address：hiroki@icu.ac.jp.
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