こんにちは、葛貫です。
いわおさん、空調服のレポート、ありがとうございます。
へぇぇ〜〜、で終わらせない行動力に感心していますm(_ _)m。
本当に、涼しく感じられるものなんですね。
いわおさん wrote:
> 購入したのは、株式会社空調服のP-500Nというポリエステル製の長袖作業着。
> 株式会社空調服 http://www.9229.co.jp/
ご紹介くださった株式会社空調服 http://www.9229.co.jp/のサイト、
正直というか、脚色が少ないというか、原理、効果範囲がわかりや
すく書かれていて、面白いですね。
「液体汗が出るのは、発汗量に対して新鮮な空気の供給が間に合わ
ないからである。」という発想、先日、世界一受けたい授業で、
茂木健一郎さんが仰っていた「Aha!」な感じでした。
http://www.ntv.co.jp/sekaju/student/20050716.html
この会社、部品単位の販売も考えているんですね。
> 暑い日にポリの長袖の作業着を着て、という状況下では 意外な涼し
> さ。腕の素肌にはりつくポリエステルの感じがちょっといやなので、
> 長袖のTシャツ に着替えた方がいいのかもしれません。取り込まれ
> た空気が首筋や袖口から吹き出してくるので、体だけでなく頭も涼し
> くしてくれます。
>
> 想像してもらうなら、至近距離で扇風機の風を直接受けている感じ
> といえるでしょう。体も頭もけっこう風を受け続けるので、それにと
> もなう疲労感も似て いるかもしれません 。
> 扇風機に弱いという人だとつらいかもしれません。それに、扇風機
> を買った方が安いんじゃないかといわれればその通りです。でも、
> 服の内部をまんべんなく冷やしてくれることや、自由に移動できるこ
> とは空調服ならではでしょう。
夏物の服の広告等を見ると、「吸水・吸汗・速乾素材」と書かれて
いるものが、それほど高価でなく、出回っているんですね。
実際、着てみると、身体にフィットするタイプのものでも、綿100%
のTシャツの汗をかいたとき、へちゃ〜っと体にひっつく感じとは
違い、風があたると、涼しく感じられます。
空調服の下に着る服の素材も、一考に価するかも。
日本化学繊維協会 http://www.jcfa.gr.jp/index_j.html の
高機能化学繊維素材 http://www.jcfa.gr.jp/f6-soza.html
いろいろな機能を持った繊維が紹介されていて、面白かったです。
空調服ほど空気の流れる方向を制御できなくても、室内では、湿度
がそれほど高くない日は、足元に小型の扇風機をおく等、うまく空
気の流れを作り出し、吸汗・速乾素材の服を着ることで、涼感を得
られないかな、などと、思ったりしました。
ちょっと、スケールが違う話になってしまうのですが、
「真夏の道も熱くない 水しみ出すアスファルト舗装開発」
http://www.asahi.com/life/update/0625/009.html
という記事が6月25日の朝日新聞に載っていたのを思い出しました。
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・・・・前略
「打ち水ロード」は、アスファルト舗装の中に給水管を敷き、雨が
降らなくても常に水がしみ出すように工夫。舗装のすきまに砂を入
れることで、水が表面に伝わり、路面全体から蒸発する。
・・・中略・・・
タイマーで必要最小限の給水にとどめたり、ためた雨水を利用した
りする工夫を加えることで、水の消費を抑えることも可能だという
**********
「打ち水ロード」:
http://www.obayashi-road.co.jp/technology/tec/library/uchimizu_road.html
道に汗腺をもたせるというと、ちょっと違うかもしれないけれど、
適切な素材を組み合わせて、生物のホメオスタシス的な機能を
作り出し、環境保全に利用できたらいいですね。
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