こんにちは、小宮です。
アメリカで、尊厳死に関して裁判が持ちあがっていると今日の
NEWS23で放送していました。
重度の脳障害で１５年間植物状態が続く女性の栄養補給装置を
外すかどうかで、夫と両親がもめているということです。夫は「妻は
人工的な延命は望んでいなかった」と尊厳死を主張し、両親は「娘は
そんなこといってなかった」ということで、裁判になっているそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050319-00000032-san-int
http://cnn.co.jp/usa/CNN200503210003.html
ニュースでは、途中からブッシュ大統領が尊厳死に反対して、
三権分立がどうのとか、保守がどうのとかいう議論になっている
ようですが、そのことはちょっとよくわからないので置いておきます。
実際の経緯とかも詳しくは知らないので、単に僕の感想だけ述べますが、
このケースはあまりにもひどいのではないでしょうか。ＴＶの画像では、
この女性はまばたきもしていましたし、表情もあり、微笑んでいるように
さえ見えました。医療関係者の多くはこの女性は植物状態にあるとの
見方で、表情の変化は生理的な反射作用にすぎないといっているの
ですが、それで栄養補給装置を外して餓死させる（女性は自発呼吸
はある）というのでは、両親はまったく納得できないでしょう。ひとつ
間違えば殺人です（詳しい経緯は知らないので、あくまでも僕自身
の感想ですが）。
ちょっと感情的になりましたが、日本で尊厳死が適用される場合でも、
・明確な本人の意志の確認
・近親者（両親・兄弟・配偶者・子供）の同意
は必ず必要ではないでしょうか？
そうでないと、本当にコストがかかるからという理由のみで、尊厳死
という名目で重病患者・障害者の命が奪われかねません。
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