葛貫です。
> > 「上海ガニ」というブランド(?)が大事なのでしょうか。
shisuan wrote:
> 清流とまではいかなくても、きれいな流れが必要なモズクガニだと養殖はハイコスト
> になるのかな。
上海ガニは「要注意外来生物」…生態系に悪影響の恐れ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050105-00000005-yom-soci
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・・・・前略
食材として鮮度が大事とされる上海ガニは、生きたまま大量に輸
入されているほか、輸入した稚ガニが山形県などの休耕田で養殖さ
れている。 在来のモクズガニは成長に2、3年かかるが、上海ガ
ニは1年で大きくなるものもあり、野外で繁殖すると在来種を駆逐
する可能性が高い。
・・・中略・・・
国立科学博物館の武田正倫・動物研究部長の話「上海ガニは、生命
力が強く、幅広い環境に適応できる。安易に逃がすのは問題」
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なのだそうです。
近縁種といっても、成長に差があるんですね。
一方、こんな記事も
「上海ガニ」2万5千匹を放流 長江河口で
http://j1.peopledaily.com.cn/2004/12/21/jp20041221_46224.html
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上海市郊外の長江河口付近で20日「上海ガニ」として有名なチュウ
ゴクモクズガニ2万5千匹が放流された。 今回の放流は、チュウ
ゴクモズクガニの数が同地域で激減していることから、現地政府の
担当部門の主催で実施された。長江河口付近の生態系の回復が目的
だ。
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日本への輸出が、一役買っている可能性もあるのでしょうか。
有用資源の増養殖やその代替物の導入には、
高木基金助成報告集Vol.1(2004)
http://www.takagifund.org/05/r2004.html
「沈黙の干潟」
―ハマグリを通して見るアジアの海と食の未来―
http://www.takagifund.org/05/r2004/01-085.pdf
の図7に描かれているような問題があるのでしょうね。
# 私個人としては、一番はじめの
『 日本の海洋生態系の破壊
(干潟を中心とした埋立・海洋の汚染)』
に再生産に必要な親を残さなかったり、市場価値がない小型個体の
保護を考えない「乱獲」を付け加えていいような気がするのですが。
澤口さん、脊椎の圧迫骨折って、かなり怖いですよね。
くれぐれも、お大事になさって下さい。
「USB接続の天体望遠鏡」、研究者やマニア向けでしょうか。
パンピーが購入できる価格であるんですか(^^;。
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