[BlueSky:06229] 第3回(2004)北陸現地ワークショップ in 新潟 のご案内


[From] Takahashi Goichiro [Date] Thu, 04 Nov 2004 20:41:21 +0900 (JST)

高橋と申します.本ML初投稿です.通常は go と名乗っています.

去年までは西さんが案内して下さいましたが,今年は私がしておきます.

応用生態工学会が新潟で「平野の環境保全−水辺と水田の環境保全と再生ー」
と題するワークショップをを11月20日(土)・21(日)に開催します.

詳細は http://www.ecesj.com/events/04niigata/niigataannai.htm
申込は see@blue.ocn.ne.jp

案内のテキスト版を付けておきます.興味を持たれた方,ぜひ参加のほど,
ご検討下さい.

第3回(2004)北陸現地ワークショップ in 新潟
平野の環境保全―水辺と水田の環境保全と再生―

期日: 平成16年11月20日(土) 現地見学会
平成16年11月21日(日) ワークショップ
場所: 新潟ユニゾンプラザおよび
新潟市周辺(福島潟・信濃川下流などを現地見学)
主催: 応用生態工学会
後援: 国土交通省北陸地方整備局、新潟県、新潟市、
  (社)北陸建設弘済会、(社)農村環境整備センター、
  (財)リバーフロント整備センター(予定)、
  特定非営利活動法人日本国際湿地保全連合

【開催趣旨】
 新潟平野は信濃川と阿賀野川の2大河川とその支川が運ぶ土砂の堆積と氾濫
によって作られた大沖積平野です。平野には,かつての低湿地帯の中に河川の
氾濫によって生じた自然堤防が数多く点在しており、古くからの集落が形成さ
れています。かつて大小の潟や沼が分布していた内陸部の低湿地帯では、人々
の生活基盤確保のために、大河津分水など多くの河川改修事業が行われてきま
した.また,大規模な土地改良事業が行われ,全国でも有数の穀倉地帯となり
ました。反面、多くの潟や沼は埋め立てられ、現在では鳥屋野潟,佐潟,福島
潟などを残すのみとなりました。その結果、現在の効率的で生産性の高い都市、
住宅地、農地が形成されてきましたが、逆に、水辺環境の連続性は失われ,市
街化の波が押し寄せています。

 近年、全国で自然再生型公共事業が行われていますが、多くの事業は端緒に
ついたばかりで,効果の評価軸も明確でなく、地域や対象地ごとにどのような
再生目標を定めていくかについては模索中の段階と言えます。一方で,自然再
生のためには地域の社会的自然的特性を踏まえ,人々の生活に根付いた協働や
共生が必要であることが認識されてきています.そのためには,地域で継続し
て議論ができる場を設け、いろいろな事例を持ち寄り、実践につなげていく必
要があります。これは応用生態工学会が当初から目指しているところであり、
自然再生において順応的な管理を行うためには必要な取り組みです。

 新潟でのワークショップは、研究者だけでなく、行政関係者や市民活動を行っ
ておられる方々にもご講演いただく予定です。特に,水田を利用する生物のた
めの環境改善や湿地再生への取り組み,河川や潟などの水辺環境の復元につい
て紹介していただき,河川と水田を繋ぐ議論を深めたいと思います。ワーク
ショップと合わせて、現地見学会も実施します。ワークショップのテーマに関
係する河川や潟の保全・再生への取り組みの現場を実際に見て、ワークショッ
プでの議論に参加していただきたいと考えています。 ぜひ多数の参加をお願
いします。

【プログラム】
●平成16年11月20日(土) 13:00〜17:30  現地見学会
12:45 集合(新潟駅南口東側バス停:ワシントンホテル側)
13:00 新潟駅出発
13:00-17:30 信濃川下流・福島潟を見学
17:30 新潟駅到着
18:00-20:00 交流会(ウェルシティー新潟)

●平成16年11月21日(日) 9:30〜16:00 ワークショップ(新潟ユニゾンプラザ)
9:00 受付開始
9:30 開会
9:30-9:35 挨拶  応用生態工学会副会長 金沢大学教授 玉井信行
9:35-9:55 主旨説明と新潟平野の環境の概要 
        実行委員長 新潟大学教授 紙谷智彦
9:55-10:45 基調講演1 「コウノトリの野生復帰と田園における自然再生」
        兵庫県立大学教授 池田啓
10:45-11:10 講演1 「トキ野生復帰に向けた水田用魚道の試み」
        新潟大学教授 三沢眞一
11:10-11:35 講演2 「水鳥にとっての農地の重要性(仮)」 
        新潟大学助教授 関島恒夫
11:35-12:00 講演3 「トキの野生復帰に向けた川づくり」 
        新潟県佐渡地域振興局地域整備部 松川真
12:00-13:00 (休憩)
13:00-13:30 基調講演2 「野鳥の楽園・福島潟」 
         ビュー福島潟館長 清水重蔵
13:30-13:55 講演4 「信濃川下流域での『エコロジカルネットワークの再生』」
         国土交通省信濃川下流河川事務所調査設計課長 藤田士郎
13:55-14:20 講演5 「阿賀野川水系早出川におけるショートカット後の環境変化と
課題」
         国土交通省阿賀野川河川事務所調査課長 山田幸男
14:20-14:30 (休憩)
14:30-15:45 パネルディスカッション
 コーディネーター 新潟大学教授 紙谷智彦
 パネリスト     講演者

 ●定員 150名(定員になり次第締め切ります)

【参加料】

●現地見学会 正・賛助会員:2,500円、非会員:3,000円、学生:1,000円
●交流会参加料 一律5,000円程度(交流会参加料は現地で頂きます)
●ワークショップ 正・賛助会員:2,500円、非会員:3,500円、学生:1,000円

【参加申し込み】 
●申込用紙に記入の上ファックス下さい。
  同等内容のEメールでも受け付けます。
●締め切りは2004年11月12日(金)です。

【ワークショップ会場と交通】
●会 場:新潟ユニゾンプラザ 大研修室
●所在地:新潟市上所2-2-2
●TEL: 025-281-5511
●交通:JR新潟駅万代口から水島町経由「県庁」または「西部営業所」行き、
    「上所島」で下車徒歩1分ほか便多数。
    また、駐車場も220台分があります。
●会場地図
こちらをご覧下さい→http://www.fukushiniigata.or.jp/group/access.html

【交流会会場】
●会 場:ウェルシティー新潟 → http://www.kjp.or.jp/hp_21/





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